(NO.6)
  H15.3.30掲載
  【コロガシ指定レース】
  中京11R 高松宮記念・GT(推奨度A)
 Hペース、先行やや有利。馬場状態は良馬場の見込み。昨年のこの時期の中京(芝コース)と比べて速い時計の出やすい馬場で、予想される勝ち時計は1.08.0前後。逃げ馬なら連を外すことがなかった昨年に比べ、流れが速くなれば差し・追い込みの台頭のある馬場状態。それでもショウナンカンプが断然だが、昨年の同レースを逃げ切ったのは、馬場の恩恵を受けたことが大きく(勝てたのは必然に近い)、阪急杯も単騎で前残りの競馬だったのも事実で、同厩・同馬主の外車に執拗に競り込まれる不安がどうしても拭い去れない。サニングデールが暫定的に本命。インをうまく立ち回ったCBC賞や阪急杯を過剰に評価しているわけではないが、馬場や展開に応じて先行して結果を残せたのは収穫。脚質に幅が出たことで、ショウナンを意識せずに自分の競馬に徹すれば3着以内濃厚。大穴なら、エアトゥーレ。超Hペースで一変した一昨年の阪神牝特からも、厳しい競馬になればなるほど秘めた能力を発揮するタイプで、前走は外を回るロスがありながらサニングとは差のない4着。斤量も有利で、乗り替わりもプラス。ビリーヴは、好不調の波がある牝馬で、あきらかにGT勝ちの時と状態が違うし、戦績やその血筋SS×ダンチヒからも、もう少し速い馬場の方が良い。
【ワイド】Q−ADNL(A−Qのみ70%、他10%:投資金3.2万円

1着 @ビリーヴ 3番人気
2着 Qサニングデール 2番人気
3着 Nリキアイタイカン 10番人気 
【ワイド】N−Q 1960円

 「ショウナン断然、でも危ないかも」と「サニングの2着か3着濃厚」をどのように馬券に表現したら良いか悩んだレース。単勝1.5倍のショウナンは決してお買い得ではない馬で、ワイドにしておきながらこの馬の馬券を70%も買ったのはまず失敗。
 それとビリーヴを切ってしまったこと。「スプリント戦に体調関係なし」という格言が自分の中に勝手にあるのだが、例えば人間がやる陸上競技なら、マラソンなどの長距離戦は何ヶ月前から走り込みをしないとレースで息切れしてしまうが、100mなどのスプリント戦では筋力さえ落ちていなければ練習をあまりしなくても走れてしまう事がよくある。ビリーヴは体調万全ではなかったと思う。直線先頭に立った時この格言を思い出したが、時すでに遅かった。前走阪急杯は直線入っても全く追われるところがなく、ただ回っただけ。馬体維持&GT前の一叩きの印象があったが、すっかり忘れていた。
 馬券は取ったものの何かしっくりこなかった。実はスプリントGTは得意中の得意で、これからも当て続けたい。



  (NO.7)
  H15.4.6掲載
  【コロガシ指定レース】
  阪神11R 産経大阪杯・GU(推奨度A)
 Mペース、先行やや有利。芝コースは良馬場の見込み。今週からAコースを使用し、内側伸びる馬場状態。土曜日の開催からは外差しも決まるシーンもあったが、これは雨の影響で馬場が軟らかくなったためで、晴れて馬場が乾いてくれば内側が良くなるだろう。マグナーテン中心。芝の高速決着に強いダンチヒ産駒で、グリーンベルトを見込んでここに出走してきた。以前は、展開や馬場に恵まれて勝ってきた印象が強かった馬だが、JCやAJCCの内容からも本格化した感じ。現状ではGTを勝つまでは一歩足りない馬で、GUワンポイント全力投球型。陣営が毎度良い状態で使ってくるのも見逃せない。先行争いが厳しくなるとは考えずらく、隊列整えばあっさり勝てる。相手には先行系マイソールサウンドとタガノマイバッハをマーク。(馬券は変則的)
【馬単】C=AL、C→GJME
    (C→AGのみ20%、他10%:投資金3.2万円


1着 Gタガノマイバッハ 3番人気
2着 Cマグナーテン 1番人気
3着 Lツルマルボーイ 2番人気
【馬単】G−C 2440円

 GTなどには目もくれず、高速馬場と展開を味方に重賞を勝ちまくる、ご存知マグナーテンが登場。今回は先行馬が揃っていて、それらの出方がポイントになったレース。マグナーテンとの競りが予想されるタガノマイバッハの鞍上は絶好調の安藤勝J。アンカツが藤沢厩舎の馬を潰しに行くような乗り方は考えずらく(考えすぎ)、能力も考えればマグナーテンを先に行かし執拗に競り込まず確実に2着に入る乗り方をするはず。ゆえにタガノの頭はないと決め付けてしまった。買い目を見てもらえば分かるのだが、馬単でGタガノ→Cマグナーの組み合わせは押さえなかった。その裏を本線にしておきながら・・・。
 レースが始まる。予想通りマグナーテンが逃げタガノが2番手に控える。しかし、タガノがマグーナーテンを常にツツく厳しい展開で4コーナー辺りで並ばれそうになり愕然とした。「これじゃあ、マグナーテン残らねぇよ・・・。」タガノマイバッハがマグナーテンを捕らえたところがゴール。3着武豊ツルマルの追撃を許さず、藤沢厩舎のマグナーテンを2着に残した小憎たらしいくらいの騎乗をしたアンカツには脱帽した。と同時に週頭に「大阪杯はマグナーテン・タガノマイバッハの馬連1点勝負!」と言っていた自分を思い出した。あまりにも痛い一敗だったが、馬単2440円と馬連780円の配当の差を見た時は「同じような失敗をした人がいっぱいいるのでは」、と思って少しは心が落ち着いた。



  (NO.8)
  H15.4.26掲載
  東京7R 3歳500万(推奨度B)
 Mペース、先行・差し互角。ダートコースは、やや重〜良の見込み。シアトルユーに注目。芝で詰めの甘いレースが続いているが、今回初めてダート戦を使ってきた。血筋を調べれば、姉グローリーティアラ、兄エレガントシチーとダート巧者が揃う母系に、父ブライアンズタイム。芝以上の期待が持て、ダート替わりで詰めの甘さを解消する可能性はある。
【馬連】@−LGIDAH (@−LGのみ30%、他10%)

1着 @シアトルユー 3番人気
2着 Aパブロカラノテガミ 5番人気
3着 Lフォーナインクロス 2番人気
【馬連】@−A 2540円

 シアトルユーが初ダートで一変したレース。芝のOP特別や500万で詰めの甘いレースが続いていた馬で、この時期クラシックを諦めて(推測だが)ダート戦にホコ先を向けてきた。昨年、芝でさんざん人気になりながら詰めの甘い内容が続いていたゴールドアリュールが、ダート戦を使って気持ちいいくらいの圧勝したのを思い出す。この馬の場合、父系・母系ともダート血統でプチ・ゴールドアリュール現象は予測できた。彼ほどではないにしても今後かなり活躍しそうな予感。



  (NO.9)
  H15.5.4掲載
  京都11R 天皇賞・GT(推奨度B)
 Mペース、先行・差し互角。京都芝コースは良馬場の見込みで、内外に有利・不利のない状態。長距離戦には、緩みのないペースで流れスタミナ比べになるレース(上がり35秒以上)と前半スローで流れ残り3〜4ハロンの瞬発力勝負(上がり34秒台)とがある。近年の長距離戦は後者になることが多いが、今回は上がり勝負に不安を残すイングランディーレが、タメ逃げせず緩みないラップを踏んでくるに違いない。ならば、昨年の菊花賞や今年の日経賞をより高く評価する必要がある。ヒシミラクルが本命。菊花賞前後の成績を見るとフロックにも思えるが、そうではない。Hペースとなった菊花賞で長くいい脚を使って押し切った内容は評価できるし、近況不振は体調面によるもの。前走はグリーンベルトを通れず外を回ってよく伸びていた。この内容から復調が伺えるし、そもそも阪神2000mより京都3200mのこの舞台が合う。ダイタクバートラムを信用して3連複で。
【3連複】J−KCB@OGBOX (J−K流し各10%、他5%)

1着 Jヒシミラクル 7番人気
2着 Mサンライズジェガー 8番人気
3着 Kダイタクバートラム 1番人気
【3連複】J−K−M 12300円

 予想としてはほぼ完璧にできたが、実は最後までダイタクバートラムかヒシミラクルか迷った。前哨戦勝ちのダイタクはついに本格化した様子で、鞍上に武豊なら3着ははずさない・・・というのは誰しも思うことでオッズに反映される。当てたいならこっち本命だが、あの屈辱の大阪杯のVTRを何回も見直してヒシミラクルの復調を感じとったのだから、これを活かさないでどうする?というのが結論でヒシミラクル本命。でも買い目はヒシミラ軸の6頭BOXの3連複とは、ちゅーとはんぱ。VTRを何度も見た割には2着サンライズジェガーを軽視して(印回んなかった)馬券ははずれ。しかし、「ヒシミラ来て馬券外れたら熱いよなー」という発想もあって、単勝だけ押さえておいたので最悪は免れた。



  (NO.10)
  H15.5.25掲載
  東京11R オークス・GT(推奨度B)
 Sペース、先行・差し互角。東京芝コース良馬場の見込み。今週からCコース使用となるが、土曜日の開催からは先行馬がなかなか残らず差しが決まっていた。今年のオークスはアドマイヤグルーヴで断然。前走の桜花賞は追い不足の感があった。それにもかかわらず、出遅れて最後方からの位置取りとなり、騎手が最高の騎乗をしたとはいえ、前残りの競馬をただ1頭差してきて3着(上がり34.5はメンバー中断然の最速)。距離短縮でこの内容には正直驚いた。東京2400mの舞台に変わり悪かろうはずはなく中心視。ただし馬体が減り続け今回が初の長距離輸送(関東遠征)。中間ビッシリやったように思えず、大きく減っているようだと危ない。他では、Sペースの上がり勝負に強いタイムウィルテルとその走りに距離不安のないスティルインラブに注目。
【馬単】A→EBCNLD (EとBのみ30%、他10%)

1着 Bスティルインラブ 2番人気
2着 Pチューニー 13番人気
3着 Mシンコールビー 9番人気
7着 Aアドマイヤグルーヴ 1番人気
【馬単】B−P 33950円


 桜花賞は敗れて強しの内容だったアドマイヤグルーヴ。不安視されていた馬体維持とイレ込みはパドックを見て解消され、これならばこの馬が勝てるだろう、とニヤリ。ところがこの後とんでもない事態が・・・(ガチンコ調)。
 アドマイヤグルーヴの敗因は、スタート直後に「平常心」を失ったこと。折合いを欠きいたずらに体力を消耗したことで、終いの伸びを失ってしまった。若葉S→桜花賞→オークスと春3戦どこを見ても、ビッシリやったように思えず、一連のデキは良くなかったと思う。それが結果的に「平常心」を失ったことの原因になっているのかもしれない。
 競馬の難しさを味わったレースだったが、この馬を本命にしたことは「納得の予想」だった。それにしても、この時期の3歳牝馬といえば、人間で言えば女子高生のようなもので、オークスは「全国女子高生マラソン大会」のようなもの。アドマイヤグルーヴが「遊びたい年頃だしー、マラソンなんかつまんないー。」と思ったかどうかは分からないが・・・。

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