★ 09-10 新馬戦予想大会  総評 ☆


 新馬戦予想大会を始めてから、早いもので1年の月日が流れました。

 「来年のクラシック戦線、そしてダービー戦線を見守る」というコンセプトのもとに始めた大会でしたが、皆さんお楽しみ頂けたでしょうか?
 大会運営に当たって色々と失敗した事もありましたが、管理人自身がやりたかった大会がほぼ出来たという満足感もあります。
 実はこの予想大会は1年前の08-09年からやろうと考えていたのですが、当時ダービーの頃思いついた事もあり、準備不足で開催を断念しました。
 それから昨年の大会開催までの間、十分にルールを練ってきたのですが、いざ始めると不備があったりして、途中でルールを変更したり、追加したり、といった事がありました。枠順UPを忘れたりした事もありましたね・・・(^^;
 この場を借りて、お詫びいたしますm(__)m。
 1年目の開催という事で大目に見てやってください。


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 大会開始直後は★指名馬の仕込みと馬券投票中心となりました。
 その中で目を引いたのが、馬券投票部門でのannyさんの活躍でした。男らしい(^^;単勝一点買いで、4桁配当をズバズバ的中させました。
 断然の強さで馬券投票部門の前期優勝を果たすと、その勢いで馬券投票総合優勝となりました。しかも、回収率100%越えの好成績でした♪


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 この世代のクラシック戦線という目線では、今にして思うと印象に残った新馬戦は2つありました。

 ひとつは、アパパネが3着だった7/5の福島芝1800m戦です。この新馬戦は、世代初の芝1800m戦で毎年活躍馬を出しているレースでした。
 管理人が隣県に住んでいるという事もあり、現地観戦していました。
 当時は人気になっていたロードシップに大注目していました。結果はロードシップの大楽勝。クラシック候補出現かというファースト・ショックでした。
 しかし、このレースで3着だったのがアパパネで、その後未勝利→赤松賞→阪神JF、と3連勝で2歳女王に登り詰めました。アパパネは年明け初戦のチューリップで敗れたものの、桜花賞→オークスと優勝し2冠達成となりました。
 第3週の福島戦に2歳女王&牝馬2冠馬が潜んでいましたが、それを見事射抜いたのがオレンジ軍団さん、かねかねさん、BIGさんの3名でした。
 特にオレンジ軍団さんは、この指名を足掛かりにPOG部門を優勝し、新馬戦予想大会初代チャンプに輝きました。

 印象に残った新馬戦のもうひとつは、言うまでもなく10/25の京都芝1800m戦です。
 この新馬戦は、その前の年の「伝説の新馬戦」と言われた、1着アンライバルド、2着リーチザクラウン、3着ブエナビスタ、4着スリーロールスの新馬戦の開催に当たるレースでした。
 レース前から注目を集めていた新馬戦でしたが、今年度はローズキングダムヴィクトワールピサの一騎打ちムードでした。
 結果はやはり2頭の一騎打ち。ローズキングダムヴィクトワールピサを抑えて新馬勝ちを収めました。
 その後、ローズキングダムは東京スポーツ杯→朝日杯FSと連勝し2歳チャンピオンに、ヴィクトワールピサも未勝利→京都2歳S→ラジオNIKKEI杯と3連勝しクラシック候補に名乗りを上げ、「伝説の新馬戦」は継承される事になりました。
 2歳の後半から皐月賞くらいまではこの2強がクラシック戦線をリードしていましたが、当大会でもローズキングダムを指名した方が7人、ヴィクトワールピサを指名した方が6人いました。
 当大会の優勝争いも、ローズキングダム派とヴィクトワールピサ派の争いが予想されたこの時期でした。

 しかし、弥生賞→皐月賞と連勝を伸ばしたヴィクトワールピサがダービー最有力候補になると、大勢が一変しました。
 青葉賞を圧勝したペルーサ、NHKマイルCを快勝したダノンシャンティ、プリンシパルSで権利を掴んだ大器・ルーラーシップらが、王者ヴィクトワールピサに接近するという構図。
 さらに、皐月賞上位のヒルノダムールエイシンフラッシュローズキングダムアリゼオゲシュタルトリルダヴァルらが脇を固めるという「史上最高のダービー」とも言われました。
 最終決戦・ダービーは、休み明けだった皐月賞で3着に好走した伏兵・エイシンフラッシュが勝ち、栄誉あるダービー馬に輝きました。
 エイシンフラッシュは7/12第4週の阪神芝1800m戦の6着馬でした。
 3回阪神の芝1800mの新馬戦と言えば、一昨年はロジユニヴァースが勝った新馬戦に当たるレースで、今年度もダイワバーバリアン(NHKマイルC2着)など好メンバーが揃った一戦でした。
 残念ながら、エイシンフラッシュを指名された方はいませんでした。参加者のダービー馬指名は来年以降に持ち越されました。
 そして、以前2強と言われたローズキングダムヴィクトワールピサがダービーでは2着と3着という結果になりました。


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 さて、個人的には例年以上に面白いと感じた今年のクラシック戦線も一区切りをつけました。
 秋には、アパパネの3冠達成がかかる秋華賞、またまた史上最高レベルが予想される菊花賞もありますが、「09-10 新馬戦予想大会」は一旦締めさせて頂きます。
 今回皆さんが★指名した馬には、今後も是非ご注目ください。


 そして、今月中旬からの夏開催から、新しい2歳世代の馬たちがデビューします。もうすでに各陣営が来年のクラシックを目標に、着々と準備を進めていているようです。
 今年は、何と言ってもディープインパクト産駒が話題を集めています。それらの馬たちの走りも楽しみです。

 また来年のクラシック戦線も大いに賑わう事を期待しつつ、当大会は暫しのお休みをいただきたいと思います。