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6月13日(日)
 来週から夏開催がスタート。クラス編成や2歳戦のスタートなど、いわば競馬の新学期が始まります。オークス・ダービーなどの大レースとの間(はざま)にあるこの時期は、雨が多いこともあってどうしても放心状態になってしまう・・・(^^;。

  東京9R 葉山特別・4歳上1000万下
 Mペース、先行・差し互角。東京芝コースはやや重の見込み。他のクラスと比べると層が厚い1000万芝路線だが、次開催からのクラス再編成を前にメンバーの質も落ちてきた。ここもハンデ戦に加え、なかなか勝ちきれずこのクラスで足踏みする馬やアテにしずらい馬が人気になり、小頭数ながら混戦模様。格下馬だがスノースタイルでも通用しそう。長期休養後は手薄なメンバーだったとはいえ@A着。5歳牝馬になるが、ここまで順調さを欠いたようでキャリアは浅く未知の魅力に溢れている。今回は坂路で馬なりで時計を詰め、中2週で使ってきたことからも体調面の上積みも大きい(今までは連続して使えていない)。ホワイトマズル産駒は開催末期の荒れた馬場や重馬場に対する適性が高いと見る。
 【馬連】AからBG本線、EH抑え



6月1日(火) 〜先週の感想〜
 先週は言わずと知れたダービー・ウィーク。先週半ばから前日くらいまでは「雨のダービー」になるのではないかという不安も多かったが、フタを開けてみれば梅雨を通り越して夏の到来!?と感じさせるほどの陽気。晴・良馬場で行われどの馬にも有利・不利のない状態で行われたことが良かった、とまずは思う。
 「皐月賞は速い馬が勝ち、ダービーは運のある馬が勝ち、菊花賞は強い馬が勝つ。」などとよく言われるが、今年のダービーの場合は、運は勿論で、本当に強い馬が勝ったような気がする。道中厳しい流れになり、最後の長い直線で各馬が次々と脱落していく様は、昨年夏から始まったダービーに向けての戦いが凝縮されているかのようだった。本当に厳しいダービーロードであり、ダービーだったと思う。

 その日本ダービーは勝ち時計が2.23.3(45.9−49.0−48.4)。逃げ馬が離し逃げをしていたので後続はもう少し遅いラップだが、それでも緩みない流れだった。底力とスタミナが問われる一戦となり、差し・追い込みが台頭した。同日の青嵐賞(1000万)の2.24.1(48.4−47.9−47.8)をものさしにすれば、古馬OP〜GV級の時計。
 優勝したキングカメハメハは直線で早めに先頭に立つとそのまま押し切った。差し・追い込みが台頭する中、その直後にいたハイアーゲームを振り切ったのだから本当に強い内容だったと思う。スピード競馬を使った後の中2週だけに「距離ボケ」や反動がやや不安だったが、その影響は全くなかった。その名の通り、3歳馬の王の中の王となった(ドラクエの「りゅうおう」みたいだなぁ)。
 2着ハーツクライは、後方待機策から最後の最後で追い込んできた。騎手がこの馬の持ち味を引き出させる騎乗をしたのが良かった(「乗り替わりは割引」と書いたが・・・反省)。キャリアが浅く、これからの上昇もまだ見込め今後が楽しみ。また、4着キョウワスプレンダ、5着スズカマンボとは、「皐月賞で後方で力を発揮できず大敗しダービーでは展開で浮上してきた馬」という点で共通する。つまり、皐月賞では力が全く発揮できていなかったことになるが、皐月賞当日は展開不問で差し・追い込みが届かない極端な高速馬場だった。(馬場に対する主催者側のこういう施しは公正さを欠くと思うのだが・・・)
 3着ハイヤーゲームも能力の高さを示した。勝ち馬をマークして直線追いすがったが、今一歩及ばず最後は力尽きて差されてしまった。もう少しタメれば2着はあったが、それは結果論。勝ち馬には完全に力負けだが、勝ちに行った意義のある騎乗だったと思う。SS×ローソサイアティはマンハッタンカフェと同配合で今後の成長に期待。
 道営所属馬で注目を集めたコスモバルクは8着。結果的にハイペースに巻き込まれた格好で、直線手前では余力がもう残ってなかった感じ。道中前に馬を置いて追走できれば良かったが、荒れている内を避けて外に回してしまい抑えが利かなかった。
 逃げたマイネルマクロス(16着)は1000m通過が57.6。少し速い気もするが、タメ逃げするよりもハイラップを刻んでこその馬。そういう意味で小回りの1600m〜2000mくらいが良い。気で走るタイプで仕上がりが悪そうでも安定して能力を発揮するタイプ。適条件なら常にマークが必要。

 ダービー前日に行われた金鯱賞もさりげなく好メンバーが揃った。昨年のJCを逃げ切ったタップダンスシチーが貫禄勝ち。休み明けでも苦にしないタイプで、力を発揮できればここでは力が一枚上。一昨年の有馬記念から長い期間活躍していることも見逃せない。
 2着ブルーイレヴンは、元々素質を期待された馬。ムラのある気性や故障による長期休養などで出世が遅れたが、ここにきて状態が上がってきているのだろう。サッカーボーイの産駒は2000m前後のHペース・追い込みで穴を開けることが多い。
 天皇賞の敗戦が不可解だったザッツザプレンティは3着。デキは良かった感じだが、2着馬あたりとは距離適性の差だと思う。
 4着マグナーテンは8歳馬ながら、GUくらいならまだまだやれるところを見せた。過去の好走パターンから、(時計の速い)馬場や(楽な単騎逃げなどの)展開を味方につけることが好走条件。
 5着アドマイヤグルーヴ、8着スティルインラブは古馬牝馬では屈指の存在。牡馬一線級ではやはり足りない感じだが、牝馬同士の対戦になった時に今回のような経験が生きてくる。



5月30日(日)
 最近あまりこのページに予想を書いていませんが、なるべく更新するように頑張ります(^^;
 
  中京9R こでまり賞 スリーレインボー (中穴)
 前走芝を使って一変し未勝利脱出。中間稽古で大幅にタイムを詰めてきた。メジロライアン×ノーザンディクテイターから芝向きの馬が良くなってきた感がある。
 【馬連】GからQM本線、AFLMO抑え


 5月27日掲載の「ダービーの展望」の最後のところで、「きさらぎ賞はダービーに直結している。間違いナイ(長井秀和口調)。」・・・みたいな事を書きましたが、一応調べてみました(下の表)。

近10年のきさらぎ賞連対馬のダービー成績
’94 サムソンビッグ 1着 18着 ’99 ナリタトップロード 1着 2着
イイデライナー 2着 12着 エイシンキャメロン 2着 不出
’95 スキーキャプテン 1着 不出 ’00 シルヴァコクピット 1着 不出
テイエムロケット 2着 不出 エリモブライアン 2着 不出
’96 ロイヤルタッチ 1着 4着 ’01 アグネスゴールド 1着 不出
ダンスインザダーク 2着 2着 ダンツフレーム 2着 2着
’97 ヒコーキグモ 1着 不出 ’02 メジロマイヤー 1着 不出
テイエムトップダン 2着 13着 アグネスソニック 2着 不出
’98 スペシャルウィーク 1着 1着 ’03 ネオユニヴァース 1着 1着
ボールドエンペラー 2着 2着 サイレントディール 2着 4着
20頭中11頭が出走して(2、4、0、5)、連対率55.6%。近年に限れば、ほとんど連対しています。
また、連対馬の中にはボールドエンペラーのような穴馬もいます。
今年のきさらぎ賞は、
Mブルックが後にGUを勝つBタイド・ハーツクライを力でねじ伏せ優勝。人気が全くないから穴馬として面白いかも!?



5月27日(木) 〜ダービーの展望〜
 「戦国ダービー」と称される今年の東京優駿(日本ダービー)。「3強」とも「4強」とも言われていますが、波乱続きの今年のGT戦線だけに結果はどうなるのでしょうか?(^^;

 好メンバーが揃った今年の皐月賞は、異常なまでに高速化した馬場に加え前半スローに流れ上がりの速い決着となった。4コーナーの位置取りが結果に大きく左右したレースであり、単純に上がりの速い馬を高く評価したいところ。
 このレースで上がり最速(33.8)をマークしたコスモバルク(2着)は負けて強しの内容だった。後ろにいた馬たちを警戒したため、勝ち馬に対するケアがほとんどなかったことが敗因だったと思われる。前を捕まえ損ねたが、控える競馬でこの内容なら悲観するものではなかった。
 その皐月賞でコスモに次ぐ上がり(33.9)だったのは勝ち馬ダイワメジャー。好位からの競馬で後続を抑えた内容はフロックではないが、激しい気性の馬ということで、前回は落ち着いて走れたのが良かった。東京コースは初めてでこの辺がどうかになりそう。前回はコース・展開・馬場・直前の気配など全てがうまくいった感じもする。
 NHKマイルCで皐月賞3着・4着馬相手に、5馬身ちぎったキングカメハメハも当然有力。唯一負けたのが超ハイペースに流れた京成杯(3着)。その後、2200、2000mのゆったりした競馬を使われ頭角を現してきた。超ハイペースが見込まれた皐月賞を回避し、広い東京コースのGTへとホコ先が向けられた。先週のオークスで、桜花賞(マイル戦)を強い勝ち方をしたダンスインザムードが2400mで凡走した後だけに、この辺が若干気がかり。
 ダービーレコードを上回る2.24.1で青葉賞を快勝したハイヤーゲームも差はない。道中スローに流れ先行馬の競馬だった弥生賞(4着)は、出遅れた上に外々を回らされ完全に流れに乗り損ねた。上がり33.7は勝ち馬コスモバルクより0.9も速いもの。能力の高さをこの時示しており、TR勝ちは納得いく結果だった。
 皐月賞で下位に終わったハーツクライスズカマンボが京都新聞杯で後続に差をつけて1・2着したことは皐月賞のレベルの高さを物語っている。ただし、この2騎はいずれも乗り替わりで割引が必要。
 皐月賞から巻き返しを狙うマイネルブルックが穴馬。追われてからズブさを出すタイプで、もともとがダービー向き。皐月賞は中団から最後差を詰めてきての8着なら仕方ないところ。きさらぎ賞でブラックタイド、ハーツクライを力でねじ伏せており、この一戦だけで見限れない。もうひと言書くと、きさらぎ賞は直線の長い京都外回りコースで行われるレースであり、あの時期の一線級の関西馬が揃う重賞でもある。ダービーに直結しているのも不思議ではない。
*訂正とお詫び 5/29
 ハイヤーゲームの弥生賞の上がりのタイムは33.7と書きましたが、これは青葉賞の上がりのタイムでした。正しくは34.7で、コスモバルクの方が0.1速い上がりでした。訂正してお詫び申し上げます。m(_)m




5月23日(日)
 このコーナーでの予想は久々です(^^;

  中京10R 昇竜S・3歳OP
 Hペース、先行・差し互角。中京ダートコースは良馬場の見込み。いま一度、スパークルキャットに注目。著しく差し台頭の競馬となったヒヤシンスS、出遅れた上に4コーナーで大外を回りながらも差を詰めた伏竜S、これらの内容は負けて強しの印象だった(No[4]4/4・4/6)。伏竜Sを勝ったメイショウムネノリは次の交流重賞も完勝し、2着だったフルオブファイトは500万でダイワメジャーを振り切った馬。メンバーの質も端午Sに劣らないものだった。先行して粘り込む形なら期待度アップ。
 【馬連】KからFD本線、ABHLMN抑え

  東京8R カーネーションC パサディナ(中穴)
 前走芝を使って一変。調教で大幅にタイムを詰め、大幅に良化してきた感じ。ここで通用する可能性はある。
 【馬連】GからKI本線、ABH抑え