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5月18日(火) 〜先週の感想〜
 好メンバーが集った京王杯SCは勝ち時計が1.20.4だった。先行争いが激化して1000m通過が57.0、差し馬台頭の競馬になった。1着ウインラディウスはメンバーレベルが高かった東京新聞杯の勝ち馬。前走もそうだったが、直線で力強く馬群を割ったところに今季の好調さを感じた。東京コースもこの馬に良かったのだろう。
 東京コースが良かったと言えば、2着のテレグノシス。直前に降り出した雨(馬場悪化)が不安だったが、終わってみればGT馬に恥じぬ走りだった。記憶が正しければ、昨年このレースを勝ったときも渋った馬場(良馬場発表)だったし極端に悪化しなければこなすのだろう。
 4着マチカネアカツキは、その走りや血統から1400mを克服できると思っていたが、このメンバーでこの結果なら好走といってもいいと思う。少し人気になった感じもするが、それだけ期待した人が多かったのだろう。
 11着マイネルソロモンは一叩きされて動きが良くなっていたようだが、結果は案外だった。流れが厳しくなり前が止まってしまうような展開で浮上するタイプで、中山マイル(あるいは1200mでも面白い)がベスト。休み明けだと更に良い。
 新潟大賞典は、GTをあきらめてローカル巡業している馬、実績はあるがいまひとつ調子の出ない馬、条件戦を勝ち上がってきた馬などなどのメンバー構成。それでいてハンデ戦なのだから予想が困難なレースになって仕方がない。それに追い討ちをかけての雨・・・。
 各ジョッキーが内めを避けて大外に回す競馬となり、外ラチで詰まってしまう馬もいた(珍現象)。案の定というか、ゴール前は大接戦となり9着までが0.4差。まるで直線1000mの競馬を見ているようだった。
 勝ったマイネルアムンゼンは使い込まれて持ち味が出てくるスルメイカのような馬。スピード競馬よりもダラダラした流れが合っている。



5月11日(火) 〜先週の感想〜
 最近にわかに話題になっている「年金問題」。そのシステムを作る側の人間が未納期間があったとか無かったとか。先日、福田康夫官房長官がその職を辞したのに続き、昨夕は菅直人・民主党代表が辞任。
 穴だらけの大きなバケツに見えぬところでパイプを通し私腹を肥やす一部の役人とそれを見て見ぬふりをする一部の政治家を追及するはずだった民主党がゴタゴタ。その代表が「未納問題」をツッコまれたくないという個人的事情で、これまでの主張とは全く違う「3党合意」という形でこの問題の幕を下ろし、話題をすりかえようとする意図がミエミエ(ミエミエ、といっても中尾ミエの愛称ではないっ(^^;)。
 バケツを修復することよりも水を多く入れさせようとする発想に賛同できない人間が増えてもおかしくない。ましてやこの不況下では・・・。

 NHKマイルCキングカメハメハが初距離・初コースをものともせず5馬身差の快勝。勝ち時計と勝ち馬のラップ1.32.5(58.5−34.0)は同日のモノポールが勝った1000万特別の1.33.5(58.4−35.1)と比較しても、1000m通過がほぼ同じで上がりが1秒速く、少なくとも古馬OP級以上の高い評価ができる。次はダービー、能力や適性を疑う余地はないし、スピード競馬を使った「距離ボケ」だけが不安材料だろうか。
 2着コスモサンビーム、3着メイショウボーラーはメンバーが揃っていた朝日杯〜皐月TR〜皐月賞を使い、なお且つ結果を出してきた馬たち。ここでは地力上位は間違いないところだが、勝ち馬がここにきてグーンとパワーアップしたのに対し、こちらはやや成長力に欠けている感じ。
 前哨戦のニュージーランドTを控えて勝ったとき、ここはこの馬と感じさたシーキングザダイヤは見せ場なく7着に敗れた。終わってみると、クロッカスS2着のFホクトセイが朝日杯が5着、アーリントンC2着のカリプソパンチが皐月賞18着、ニュージーランドTにも強敵がいなかったからこの路線が手薄だった感が否めない。父ストームキャットの血筋からも東京1600は長かったのかもしれない。
 京都新聞杯もクラシックを使ってきた馬たちの強さが目立った。スズカマンボが抜け出したところを外からハーツクライが交わして重賞初勝利。ゴール前はまるで若葉Sを見ているかのよう。3着ミスティックエイジは人気ということもあって前を早めに捕まえにいったことで末脚を欠いた印象。上位2頭と4着以下は差があり皐月賞組のレベルの高さが目立った。



5月5日(水) 〜先週の感想〜
 最近さぼりがちなこのコーナーですが、久々に更新してみました。と言っても、天皇賞・春は展開が崩れて大波乱となり真剣に分析する気も起きないので、今回は趣向を変えて感想みたいなことを書きたいと思います。

 天皇賞・春は人気薄イングランディーレの逃げ切り勝ち。個人的にはイングランディーレは逃げるだろなとは思いつつもほとんどノーマークだったので、この結果には正直びっくり。良好な馬場状態での3.18.4という勝ち時計や淡々としたラップタイムを見ると、展開利が大きかった感じは否めないところで、他の馬も乗り方次第で十分このタイムを上回ることはできたはず。
 そしてこのレース、馬券を買ったファンの中で楽しめなかった方や納得いかなかった方が多かったと思う。色々なところ(掲示板等)で勝ち馬以外(特に4強)に騎乗していたジョッキーへの批判が集中しているのを見た。「勝つ気が全く見られない。」「何考えて乗ってるんだ?」等々。
 熱心なファンなら、1週間あるいはそれ以上前からレースを楽しみにしていたと思うし、何時間もかけてレースを考えている人も多かったはず。それに命よりも大切な(!?)お金を賭けているんだから、愚痴りたくなる気持ちもよーく分かる。
 早めに動くと思われていたザッツが全く動かなかったことも大いに影響したと思われるが、よく考えてみると、リンカーンゼンノが唯一使った古馬GT・有馬記念では2着・3着。当時3歳馬だったこともあって斤量は古馬よりも2キロ軽かったが、クリスエスにはちぎられた上に、今回出走していたウインブレイズダービーレグノとは0.3くらいの差しかなかった。この2頭がGTでは大分足りない馬たちだけに、「4強」と言われるほどこの4頭が抜きん出ていたわけではないし、4頭の中でもそう差はなかったような感じはする。実力が拮抗していたからこそ、騎手もギリギリ勝つような乗り方をしたのではないだろうか。いちいちイングランディーレなんか相手にしていられなかったんだと思う。
 終わってみれば、有力馬たちが牽制仕合って力を発揮できなかった。それが結果として、見る側がやる気のない騎乗に思えたのかもしれないけど、勝ちたいがための判断だったのだと思う。わざと負ける必要性が全くないわけだし、人間なのだから瞬時に正確な判断をできるとは限らない。
 そういえば、マンハッタンカフェが勝った菊花賞の時とよく似ている。あの時は大逃げしたマイネルデスポットの単勝と馬連を買っていたのだが、馬連が抜けて悔しい思いをしたことがあった。今回はそのことをすっかり忘れていた。しかし、この展開を予想しこの馬の単勝なり馬連を取った方々の爪の垢をパックにして通信販売してもらいたいと個人的には思う。
 個人的には、本命にしたウインジェネラーレにこれ(逃げ切り)をやって欲しかった(笑)。しかし、パドックや馬場入りしてからもソワソワしていたのが影響したのか半馬身ほど出遅れ。出たなりに中団からの競馬になったが、1000万を勝った時がこんな感じだったし、流れが速くなると判断したのかもしれない。個人的にはそう消化(言い訳)している。
 それにしても、皐月賞といいGTの展開を読むのはホント難しい・・・。



4月24日(土)

 今週から東京・京都開催に替わります。開幕週の芝コースというと馬場が良いため先行馬がなかなか止まらないことが多いのですが、どちらも芝の草丈が14cm〜18cmと長いため、やや時計を要し差しも決まりやすいかもしれません。この辺の傾向は早いうちに掴んでおきたいところです。

  京都9R ムーニーバレーRC賞・3歳500万下
 Sペース、先行・差し互角。京都芝コースは良馬場の見込み。京都外回り2400m戦はそのコースの形状から、道中ゆったりと流れ坂下からの正味4ハロンの競馬になることが多い。500万条件のここもスローの決め手比べ必至。ムーンライターはゆきやなぎ賞(前々走)で最後方から上がり34.4で追い込んで0.4差7着。前走は緩くなった馬場を気にして力を発揮できなかったようだ。中間も順調そうで、京都コース替われば逆転可能。この2戦でここに出走してきた大半の馬に先着を許しており人気なりずらい。
【馬連】Dから@H本線、ABG抑え

★その他の注目馬

  東京7R 3歳500万下 ストロングデイジー(大穴)
 芝主体に使われてきたが、タイキシャトル×ミスワキならダートもこなす血筋。初戦のダート戦で敗れているが、ここにきて状態も良くなっている。
【馬連】GからLF本線、@ABCDHK抑え