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12月19日(日)

中山11R 朝日杯FS
中山芝1600m
予想勝ちタイム :1.34.0〜4 (良)
理想前半3F : 35.8 (34.9 〜 36.6)
理想上り3F : 35.2 (34.3 〜 36.1)
理想ラップ差 : 0.5 (-1.1 〜 2.2)
レース前半4F通過基準タイム: 46.5
レース前半5F通過基準タイム: 58.3
Sペース (スローペース)
*( )内は、推定85%区間
*(理想ラップ差) = (理想前半3F) - (理想上り3F)

朝日杯の過去10年の傾向から、各タイムの平均と分布は以下の通り

勝ちタイム:平均 1.34.0 ・ 分布 1.33.4 〜 1.35.1)
レース1000m通過タイム:平均 58.1 ・ 分布(56.9 〜 59.0)
連対馬の前半3F:平均 35.3 ・ 分布(34.0 〜 37.0)
連対馬の上り3F:平均 35.2 ・ 分布(34.0 〜 36.3)
* 02年はやや重、他の年は全て良馬場

2歳戦とはいえ、マイルらしく前半から速い流れで推移し、上位馬の上りも35.0前後までかかるケースが多い。
必要なのは、上り3F33秒台の決め手ではなく、前半3F35秒台の先行力+末脚の持続力となる。

【東京スポーツ杯2歳S】
1着 サダムパテック 0.6差 1.47.3 = 37.1 ( 0.5 ) - 36.5 ( 0.9 ) - 33.7 ( -1.3 )
2着 リフトザウイングス 0.6差 1.47.9 = 37.8 ( 1.2 ) - 36.4 ( 0.8 ) - 33.7 ( -1.3 )
3着 フェイトフルウォー 0.6差 1.47.9 = 37.4 ( 0.8 ) - 36.5 ( 0.9 ) - 34.0 ( -1.0 )
4着 マイネルラクリマ 0.6差 1.47.9 = 36.7 ( 0.1 ) - 36.4 ( 0.8 ) - 34.8 ( -0.2 )
5着 ダコール 0.7差 1.48.0 = 37.6 ( 1.0 ) - 36.6 ( 1.0 ) - 33.8 ( -1.2 )
 
東スポ杯は1000m通過が60.1、上位3頭の上り3Fの平均は33.8。
東京芝1800m戦らしく、前半遅く上りが速くなる競馬。
これが中山マイル戦に替われば、問われる適性が違う点を強調。

【京王杯2歳S】
1着 グランプリボス 0.1差 1.21.8 = 35.8 ( -0.1 ) - 12.3 ( * ) - 33.7 ( -0.3 )
2着 リアルインパクト 0.1差 1.21.9 = 36.0 ( 0.1 ) - 12.4 ( * ) - 33.5 ( -0.5 )
3着 テイエムオオタカ 0.4差 1.22.2 = 35.1 ( -0.8 ) - 12.4 ( * ) - 34.7 ( 0.7 )
4着 ライステラス 0.5差 1.22.3 = 35.5 ( -0.4 ) - 12.4 ( * ) - 34.4 ( 0.4 )
5着 エーシンブラン 0.5差 1.22.3 = 35.4 ( -0.5 ) - 12.4 ( * ) - 34.5 ( 0.5 )
7着 オースミイージー 0.6差 1.22.4 = 35.2 ( -0.7 ) - 12.4 ( * ) - 34.8 ( 0.8 )

京王杯2歳Sは1000m通過が59.2、これは過去の該当レースと比べても遅い部類だが、3Fと4Fの通過タイムは標準レベルで平均ペース。
1・2着馬の上がりはそれぞれ33.7、33.5であり、決め手が要求されるレースだった感も強い。
更に、京王杯はもともと4枠より内の馬だけで決着するケースが多く、今年も内を回った馬に有利だった。

◎オースミイージーが狙い目。
京王杯は、外枠からの発走でスタート直後脚を使っていたが、それでもハナを奪えなかった。
内枠有利の決め手比べの競馬も分が悪かった。

前走比のプラス材料は、上りのかかる中山マイル戦へのコース替わりと不利な枠から有利な枠へ替わったことの2点。

遅いペースで速い上りを使い好走してきた馬が多い今回のメンバー構成。
シゲルソウサイとのハナ争いだが、この枠順の差ならシゲルがハナを切るには相当押さないと厳しい。
最内の有利な枠を利してハナを切れれば、流れが落ち着く公算が高く、ききょうSのような競馬になる可能性も。
【馬連】@−I、@−J本線に、@からGDABNへ



小倉11R 愛知杯
小倉芝2000m
予想勝ちタイム :1.59.0〜4 (良)
理想前半3F : 35.4 (34.3 〜 36.6)
理想上り3F : 35.5 (34.6 〜 36.3)
理想ラップ差 : 0.0 (-1.9 〜 1.8)
レース前半4F通過基準タイム: 47.3
レース前半5F通過基準タイム: 59.6
Hペース (ハイペース)
*( )内は、推定85%区間
*(理想ラップ差) = (理想前半3F) - (理想上り3F)

ローカル芝2000mの重賞らしく中盤から競馬が動くケースが多く、理想上り3Fは35秒台。

この流れに好走歴が多いのが◎スイートマトルーフ
直線の長いコースの決めて比べは苦手なタイプながら、コーナー2つの芝1800m戦で1000万勝ち→1600万0.4差4着。
ここにきて上昇ムードがあり、小回りコースに替われば更に上昇。
ここは古馬オープン特別レベルの時計を出せば、十分に勝てるメンバー構成。
斤量差も考えれば、スムーズなら勝ち負けできる計算が立つ。

テイエムオーロラのマイルCSは、「10年に一度のハイペース」
この馬自身前半1000mを57.1で通過しており、内容は相当高い。相手本線に。
【馬連】E−P、D−E本線に、EからLNKH



12月4日(土)

中山10R 葉牡丹賞
中山芝2000m
予想勝ちタイム :2.02.0〜9 (良)
理想前半3F : 37.2 (36.0 〜 38.4)
理想上り3F : 35.5 (34.5 〜 36.5)
理想ラップ差 : 1.7 (-0.3 〜 3.6)
レース前半4F通過基準タイム: 48.7
レース前半5F通過基準タイム: 61.4
Mペース (ミドルペース)
*( )内は、推定85%区間
*(理想ラップ差) = (理想前半3F) - (理想上り3F)

◎アッパーイーストの新馬戦は、中山マイルの速い流れを外々を回る形で早めに仕掛けていた。
抜け出してからも遊び遊びの走りながらも、外から抜かされそうになると再度伸びて凌ぎ切って新馬勝ち。
距離延長は良さそうだし、しぶとさもある。
当時、中山2000mが合うと感じた。

速い上りの競馬に課題を残し、上り34秒台前半を要求された東スポ杯でも2着と0.1差。
敗因は切れ不足であり、理想上りが35秒台の中山で浮上する。

父・マンハッタンカフェの産駒は芝2000m戦に高い適性がある馬が多く、兄ココナッツパンチはマイルの新馬勝ち→弥生賞2着(同じ中山2000)の芸当をやってのけた馬。
【馬連】C−H、A−H本線、HからGFEB



中山11R ステイヤーズS
中山芝3600m
予想勝ちタイム :3.46.0〜9 (良)
理想前半3F : 38.9 (37.8 〜 40.0)
理想上り3F : 35.2 (34.2 〜 35.9)
理想ラップ差 : 3.7 (2.6 〜 4.8)
レース前半4F通過基準タイム:
レース前半5F通過基準タイム:
S〜Mペース (ミドルスローペース)
*( )内は、推定85%区間
*(理想ラップ差) = (理想前半3F) - (理想上り3F)

異端の重賞・ステイヤーズS。

33〜34秒台前半の速いを要求される昨今のスピード競馬の中、淘汰されるスタミナ競馬。
上り35秒台が限界の馬が異端の適性を問われる舞台で躍動する。
理想上がりは35秒台半ば〜後半。
スピード競馬の常識があまり通用しないレースだ。

例えるなら
いつもやっている英語の試験では高得点を出せないが、数学が得意な生徒。
このレースだけは数学の試験のようなものであり、こんなタイプの馬を狙うべきだ。

◎コスモヘレノスの全3勝の上り3Fのタイムは、35.8、36.1、35.8。
重賞で好走した前走の上りも35.7だった。
遅い上りを要求される展開で浮上するスタミナタイプ。
外々を回り早めに動いた前走。
勝ち馬に完全にマークされる形になりながらも、0.3差3着なら上々の内容。
しぶといレースぶりから間違いなくスタミナは豊富だし、ここにきての充実も著しい。
斤量は増えるが、距離が伸びるほど影響が軽減されるファクターだし、それが原因で必要以上に人気を落としそうである。

母父に凱旋門賞馬・エリシオ。
その産駒にポップロックがいる。
スタミナ十分の血統背景もあり、内枠から早めに動く強気な競馬で圧勝まである。
【馬連】@−D、@−J本線、@からHFLC



阪神11R 鳴尾記念
阪神芝1800m
予想勝ちタイム :1.45.0〜9 (良)
理想前半3F : 35.8 (35.0 〜 36.6)
理想上り3F : 34.5 (33.5 〜 35.5)
理想ラップ差 : 1.3 (-0.3 〜 3.0)
レース前半4F通過基準タイム: 46.8
レース前半5F通過基準タイム: 58.7
Mペース (ミドルペース)
*( )内は、推定85%区間
*(理想ラップ差) = (理想前半3F) - (理想上り3F)

◎シルポートは、コーナー2つの芝1800m戦に強い馬。
準オープン昇級以降は
コーナー2つの芝1800m戦:(3,3,0,1)
その他:(0,0,0,10)
であるから、コーナー2つの芝1800m戦しか買えない馬。
しかも、前走大敗から当たり前のように巻き返してくる。
唯一着外に消えた毎日王冠は、直線で外に膨れる逃げだった。
この日は馬場の内を回った馬が穴を開けており、毎日王冠も終始内々を回った3頭(10頭立て6・8・9番人気)で決まり大波乱。

前走天皇賞はメンバーレベルの高い一戦で、適性外のコース。

天皇賞(秋)(GI) 1.7差12着 1.59.9 = 35.3 ( -1.4 ) - 48.0 ( 0.4 ) - 36.6 ( 2.6 )

前半3Fのタイムが理想より1.4速い逃げだったし、距離短縮にもなるここは絶好の狙い目。

ここは単騎逃げ濃厚だし、開幕週の時計勝負も望むところ。
【馬連】H−I、E−H本線、HからBKAJ



10月17日(日)

京都11R 秋華賞
京都芝2000m
予想勝ちタイム :1.58.0〜9 (良)
理想前半3F : 36.2 (35.5 〜 36.8)
理想上り3F : 34.7 (34.1 〜 35.3)
理想ラップ差 : 1.5 (0.4 〜 2.6)
レース前半4F通過基準タイム: 46.8
レース前半5F通過基準タイム: 58.6
M〜Hペース (ミドルハイペース)
*( )内は、推定85%区間
*(理想ラップ差) = (理想前半3F) - (理想上り3F)

【 期待度 B 】
秋華賞が行われる京都芝内回り2000mは、スタートから最初のコーナーまでの距離が約300m。
コーナーを4つ回り、最後の直線が平坦で短い(328m)。
ローカル芝1800mに似た形状のコースであり、秋開催開幕2週目の絶好の馬場コンディションで行われるため、各コーナーで内を回る器用さが重要になる。
フルゲートのGT、小回りゆえに、中盤から厳しい流れになり、理想上りは34.7 (34.1 〜 35.3)と、上りがかかる競馬になりやすい。

ところで、この秋華賞。
歴史的名牝がいるレベルの高い年はほぼ順当に決まっている一方で、一線級のレベルが低かった00年、08年は大波乱に終わっている。
00年は札幌芝1800mの900万特別を勝ったティコティコタックが、08年はフラワーC(中山芝1800m)を勝っていたブラックエンブレムがこのレースを制している。
この両馬に共通しているのは、小回り芝1800m適性が高いという点だけでなく、秋華賞で内枠を利して内をうまく回る器用さがあったという点。これも見逃せない。

狙いは、小回り芝1800適性の高く器用なタイプの馬になる。

3冠を狙う人気のアパパネは、新馬戦とはいえ福島芝1800mで完敗の形。
その後、東京や阪神外回りの直線の長いコースで頭角を現した馬で、秋華賞の舞台で軽視しようと思っていた馬。

◎はオウケンサクラ
イン3番手からうまくインを抜けてフラワーCを快勝した内容を評価。
コンスタントに34秒後半の上りを使う馬であり、それ以上の上りを要求されたローズSで着外に消えたのはうなずけるし、上りのかかる舞台で見直せる。
初勝利が3戦目。使う毎に調子を上げていった春先の一連の内容から、叩き良化型であろう。
坂路の追い切りタイムも大幅に短縮し、発表された調教後の馬体重も12キロ増。
母・ランフォザドリームは、エリザベス女王杯で先行してエアグルーヴを抑えて連対した馬。自身2勝を挙げている京都コースの下地もある。
オークスの敗因は、距離的なものではないだろうか。あの時は本来の先行策ではなく、距離を考えて抑える競馬。終いはよく伸びていた。
今回はイン3〜4番手から直線抜け出す競馬を期待できる。

相手本線は、札幌芝1800m好走組。
アプリコットフィズのクイーンSは、古馬混合戦でメンバーレベルの高いレース。絶好の内枠を引いた今回は好勝負に持ち込める。
レインボーダリアは、一貫して函館・札幌芝1800mを使っている。特に3走前の時計が、1週前のクイーンSと0.2差の好内容。
【馬連】C−G、F−G本線に、GからHNPへ



9月19日(日)

中山11R セントライト記念
中山芝2200m
予想勝ちタイム :2.12.0〜9 (良)
理想前半3F : 35.8 (35.1 〜 36.5)
理想上り3F : 35.4 (34.8 〜 36.0)
理想ラップ差 : 0.4 (-1.2 〜 2.0)
レース前半4F通過基準タイム: 47.4
レース前半5F通過基準タイム: 59.8
S〜Mペース (ミドルスローペース)
*( )内は、推定85%区間
*(理想ラップ差) = (理想前半3F) - (理想上り3F)

過去10年で、良馬場で行われたのは6回。
その中で、新潟で行われた02年を除いた残り5回を検証する。

[1] レース前半4F通過の平均は47.4、同5Fは59.8
→ 重賞らしく速いペースで流れ、距離と同じかそれ以上のスタミナを要すレースに

[2] 連対馬10頭の上り3Fは、8頭が34.6〜35.4の範囲内
→ 上位馬の上りが35.0付近に集中したレースは、皐月賞、ラジオNIKKEI賞

[3] 勝ち馬の4コーナー位置はBCAD@番手、2着馬はEMBBB番手
→ 4コーナーで5番手以内の占有率が高い

[4] 勝ち馬の枠はGCDGF枠(人気はA@KG@)、2着馬の枠はE@BCB枠(人気はCAC@A)
→ 外枠優勢。
理由をこじつければ、頭数が多く前半から速い流れになる、3〜4コーナー付近の捲くりが内の馬に不利に働く、などか

◎はミッションモード
春先は、毎日杯遠征時の大幅馬体減による影響(?)で、体調面そのものに問題があった感もある。
そんな状況下(かどうかは知らないが)で出走した青葉賞。

青葉賞(GII) 1.3差7着 2.25.6 = 35.1 ( -1.7 ) - 74.7 ( 2.5 ) - 35.8 ( 0.3 )

青葉賞は前半5Fの通過タイムは60.0、勝ちタイムは2.24.3だった。
通過タイムは近10年で2番目タイ、勝ちタイムは同2番目に速いタイムだった。
このレースで逃げた◎は、前半3F通過が理想より1.7速い35.1。
中盤でラップを落としたものの、勝ち負けするには無理のあるラップだった。
このレースは2200mの通過タイムが2.12.6、◎は既にペルーサに2馬身ほどリードを許していたが、2.13.0前後で2200mを通過した事になる。
逃げずとも、好意に控えつつ前半のラップを抑える競馬なら、時計的にもっと短縮でき、圏内に入ってくる。

更に、この青葉賞上位馬は、その後に好成績を挙げている。
ダービーこそ超スローペースの上りの決着になり、出遅れなどもあったりで、@A着馬はそれぞれEF着に敗れたが(ダービーの勝ちタイムは青葉賞より2.6遅い)、
C着馬アロマカフェはラジオNIKKEI賞を制し、◎と同タイムE着のトウカイメロディは古馬1000万→OP→OPと3連勝、D着馬も古馬1000万を勝った。(B着馬は未走)
相手関係からも、◎はここで見劣らない。

前走は休み明けで大幅に馬体を戻し、出遅れて直線だけの競馬。
終いの伸びは上々で上り最速をマーク。
叩いた上積みに期待する。

馬券は、内枠2着までの傾向があり、馬連主体に。
【馬連】B−C、A−C本線に、CからKLNへ



8月29日(日)

新潟11R 新潟記念
新潟芝2000m
予想勝ちタイム :1.57.0〜9 (良)
理想前半3F : 36.5 (36.0 〜 37.0)
理想上り3F : 34.0 (33.5 〜 34.4)
理想ラップ差 : 2.6 (1.9 〜 3.2)
レース前半4F通過基準タイム: 46.5
レース前半5F通過基準タイム: 58.5
S〜Mペース (ミドルスローペース)
*( )内は、推定85%区間
*(理想ラップ差) = (理想前半3F) - (理想上り3F)

新潟記念の過去10年の前半5Fのレースラップは、58秒台と59秒台が各4回、残りの2回が61.8と62.2。
58〜59秒台の平均ペースで流れた場合の予想勝ちタイムと理想ラップは上記の通り。

しかし、今回は超スローペースの残りの2回に着目した。
05年(良)前半5F62.2 → 勝ちタイム2.00.1・上位3頭の上り平均33.3
09年(良)前半5F61.8 → 勝ちタイム1.59.6・上位3頭の上り平均33.3

ペースが遅い時は、速い上がりを繰り出しても勝ちタイムは平均ペースよりも2秒程度は遅くなる。
これが新潟外回りコースの特徴であり、しばしば大逃げが決まる所以である。

注目は、逃げる◎テイエムプリキュア
この馬の激走条件は、
@直線が長いコース
A軽い斤量
B相手にされない逃げを打てる
C追い切りで好タイムを出している
これらのうち3つ以上揃った時、激走チャンスが訪れる。
今回は強烈な決め手持った馬同士が拮抗しており、かつ大敗続きのこの馬を競る馬は見当たらない。
@〜Cの全てを満たせそうだ。

ちなみに、エリザベス女王杯以降大敗続きだが、3走共にかなりのハイペースに巻き込まれただけのもので、年齢による衰えではない。
完全度外視できるし、まんまと逃げ切りたい馬には、だらしないイメージがあった方が好都合だ。
平均ペースの単騎大逃げが打て、後続が超Sペースに陥る展開ならば、勝つ確率は相当高い。
【馬連】@−D、@−E本線に、@からCBLAへ。



8月8日(日)

函館9R 函館2歳ステークス
函館芝1200m
予想勝ちタイム :1.09.8〜10.2 (良)
理想前半3F : 34.6 (33.9 〜 35.2)
理想上り3F : 35.5 (34.8 〜 36.2)
理想ラップ差 : -0.9 (-2.2 〜 0.4)
レース前半4F通過基準タイム: 46.0
レース前半5F通過基準タイム: 57.6
M〜Hペース (ミドルハイペース)
*( )内は、推定85%区間
*(理想ラップ差) = (理想前半3F) - (理想上り3F)

過去10年のうち、良馬場で行われたのは8回。
札幌で行われた昨年を除いた7回の傾向は、
(1)レース前半3F→上り3Fの平均は、34.1-36.7
(2)逃げ馬の連対は2頭で、いずれも2着
(3)前走で逃げていた馬の連対は2頭で、いずれも2着
(4)前走ダートだった馬の連対例はなく、3着が最高
(5)外枠有利、特に6・7枠が良く半数の7連対

8週のフィナーレを飾る函館2歳S。
開催前半の馬場の良い時期に逃げ切った馬or2番手から抜け出した馬が集結し、ペースが速くなり上りが掛かる。
最終週の馬場で行われる事も加味すれば、「外差し有利」の結論に容易に辿り着く。
ただし、今年の函館芝は近年に例にない速い馬場。
先行馬や内枠の馬が例年以上に頑張れる状況にある事を付け加えておく。

◎タイセイファントムの前走ラベンダー賞は、出遅れて後方からの競馬。
外に出すロスもあっての0.3差4着。
ペースが速くなるオープンで、最速の上りを繰り出して差してきた事に意義がある。
例年通り流れてくれば、差し切れる。
【馬連】E−L、E−I本線に、EからFH@Aへ。



7月18日(日)

新潟11R アイビスSD

新潟芝1000m
予想勝ちタイム :53.8〜54.2 (良)
理想前半3F : 22.1(21.7 〜 22.5)
理想上り3F : 32.2(31.6 〜 32.5)
理想ラップ差 :
レース前半4F通過基準タイム: 42.4
レース前半5F通過基準タイム:
Hペース (ハイペース)
*( )内は、推定85%区間
*(理想ラップ差) = (理想前半3F) - (理想上り3F)

土曜日の500万では、54.7の好時計が出ていた。
天候も崩れる予報はなく、今年は良馬場・高速決着が見込めそうだ。
予想勝ちタイムは54.0前後で、久々に53秒台の決着が見られるかもしれない。

過去9回で良馬場は7回。
このうち、重馬場に近い馬場状態だった(と記憶している)06年は55.7の勝ちタイムに留まったが、それ以外は53.7〜54.2の範囲内。
この6回のサンプルを検証する。

連対馬12頭のラップ傾向は以下の通り
前半2Fの平均ラップ(範囲):22.1(21.7〜22.5)
上り3Fの平均ラップ(範囲):32.2(31.6〜32.5)

54.0を走破タイムに設定するのであれば、前半22.0-上り32.0が理想。
このレースを2度逃げ切ったカルストンライトオでさえ、共に31.9の上りを使っている。
重賞クラスになれば、前半をクリアできる馬は数多くいる。
前半速い流れを追走しつつ、上り32.0を使えるか否かが、適性を見分ける鍵になる。

◎メリッサに直線芝1000mの適性ありと見る。
注目すべきは、6走前・北九州短距離S。

北九州短距離Sレースラップ:1.07.5 = 11.7 - 10.3 - 11.0 - 11.4 - 11.2 - 11.9

前半2Fが22.0、3F目〜5F目の3Fのラップが33.6。
この流れを好位から追走、3F目〜5F目の速いラップの所で楽な手応えで位置取りを上げ、残り200mの地点では先頭に立っていた。
前半のラップが出やすいコースとはいえ、この内容なら直線1000mの適性は相当高い。

枠順は真ん中より内の方に入ったが、オッズ的にもむしろ好都合。
逃げ馬が外ラチに密集しそれらがバテてる展開で差し馬を狙うのであれば、馬場ロスよりも捌き易い内めの枠の方いいだろう。

この季節に調子を上げるタイプでもあり、ここは力が入る一戦だろう。
思ったより人気になっている点には注意が必要だが、まともなら最後に突き抜ける力を秘めている。

ジェイケイセラヴィも2走前の福島民友Cのラップ内容(33.8-33.6)から、直線1000mの適性を見出せる。
◎と甲乙つけ難く、相手大本線。
【馬連】F−K本線に、F−O、F−Pおさえ。



7月10日(土)

福島11R 松島特別
福島芝2000m
予想勝ちタイム :2.01.5〜9 (重)
理想前半3F : 35.8 (34.3 〜 37.4)
理想上り3F : 36.3 (35.1 〜 37.4)
理想ラップ差 : -0.4 (-2.7 〜 1.8)
レース前半4F通過基準タイム: 48.0
レース前半5F通過基準タイム: 60.7
S〜Mペース (ミドルスローペース)
*( )内は、推定85%区間
*(理想ラップ差) = (理想前半3F) - (理想上り3F)

近5走内、芝1800以上で前半3F35秒台で先行した記録のある馬は2頭。
マイネルモデルノ(3回)とラミアクイーン(1回)だけ。
確固たる先行馬不在で、遅めのペースを予想すれば、自ずと先行馬に目が移る。

そのマイネルモデルノが◎。
注目すべきは、今年正月に行われた2走前の頌春賞。
頌春賞の勝ちタイム2.00.2と前半5F通過タイム59.6は、共に、今年の中山芝2000m戦の最速のタイムとラップ。
重賞の中山金杯や皐月賞よりも、道中厳しく流れ速い決着時計となったレースだ。

頌春賞 (中山芝2000) 0.4差5着 2.00.6 = 36.4 ( -0.5 ) - 47.5 ( -0.9 ) - 36.7 ( 1.4 )

ところで、このレースで◎より前半3Fのラップが速かったか同じだった馬は3頭いた。

モエレビクトリー 0.1差1着 2.00.2 = 35.8 ( -1.1 ) - 47.8 ( -0.6 ) - 36.6 ( 1.3 )
マイネプリンセス 0.4差6着 2.00.6 = 36.2 ( -0.7 ) - 47.5 ( -0.9 ) - 36.9 ( 1.6 )
ゴールデンミシエロ 3.0差11着 2.03.2 = 36.4 ( -0.5 ) - 47.5 ( -0.9 ) - 39.3 ( 4.0 )

そして、この3頭のその後の成績は、

モエレビクトリー → 次走1600万も勝って連勝
マイネプリンセス → 次走1000万を勝って、次々走で1600万2着
ゴールデンミシエロ → 次走1000万2着

3頭とも好走しており、頌春賞が先行した馬にいかに厳しい競馬だったかが分かる。

しかも、◎の頌春賞5着のラップは今回の理想ラップに一致。
(0,0,2,7)の1800mから(3,4,0,9)の2000mへの距離延長、叩き2戦目、リーディング騎手への乗り替わりと条件が好転。
重馬場になった際の不安はあるが、今回が買うタイミング。
【馬連】A−Dの1点



7月4日(日)

福島11R ラジオNIKKEI賞
福島芝1800m
予想勝ちタイム :1.47.0〜4 (良)
理想前半3F : 36.1 (35.0 〜 37.1)
理想上り3F : 35.2 (34.4 〜 35.9)
理想ラップ差 : 0.9 (-0.7 〜 2.5)
レース前半4F通過基準タイム: 47.5
レース前半5F通過基準タイム: 59.6
M〜Hペース (ミドルハイペース)
*( )内は、推定85%区間
*(理想ラップ差) = (理想前半3F) - (理想上り3F)

小回りでコーナーが4つの福島芝1800m戦。
最初のコーナーまでと最後の直線部分が短いコース形状で、前半からセカセカした流れになり易く末脚の持続力が問われるコース。
理想ラップは上記の通りだが、過去の該当レースの傾向から、好走馬の上り3Fのタイムは35秒台に集中。(前半3Fラップと中盤3Fのラップは、まちまち)
メンバーの大半が、上りが速くなりがちな東京か京都外回りからの転戦。
ならば、33秒〜34秒台前半の速い上りに対応出来ず着外に敗れた馬が狙いとなる。

◎モズは、福島芝1800とほぼ同形状の札幌芝1800m戦で新馬勝ち→札幌2歳S2着。
対し、3戦目の東スポ杯は上位馬の上りが34秒以下の決め手比べ競馬で切れ負けしての0.4差。
勝ち馬は、後に朝日杯を勝ちダービー2着のローズキングダム。

前走は休み明け、広い京都外回り。2200mの距離も長かった。

京都新聞杯(京都芝2200) 2.1差15着 2.14.9 = 35.9 ( -1.2 ) - 62.2 ( 1.4 ) - 36.8 ( 2.4 )

前半3F通過35.9は理想より1.2速く、しかも2番手の馬に執拗に競りこまれた結果の大敗で、度外視できる。

コース替わり、叩き2戦目、相手関係、斤量減、乗り替わり(先行馬の扱いが上手な中舘J)、初ブリンカー着用など、全ての面で好転する。

相手本線には、NHKマイルC組のレトガルボをチョイス。
NHKマイルCは、前半からスプリント戦のようなラップで流れ持続力が問われたGT。
着外とは言え、ここでは目が離せない。
【馬連】F−N、C−F本線に、FからMG@Hへ。

▼7月4日『サンスポ』紙面に掲載



函館9R 函館スプリントS
函館芝1200m
予想勝ちタイム :1.08.3〜7 (良)
理想前半3F : 33.7 (33.2 〜 34.1)
理想上り3F : 34.9 (34.5 〜 35.2)
理想ラップ差 : -1.2 (-2.1 〜 -0.4)
レース前半4F通過基準タイム: 44.8
レース前半5F通過基準タイム: 56.5
M〜Hペース (ミドルハイペース)
*( )内は、推定85%区間
*(理想ラップ差) = (理想前半3F) - (理想上り3F)

理想ラップ差は-1.2。
他場の芝1200mよりも、前半のスピードが重視されるコース。

2走前・オーストラリアTで非凡なスピードで逃げた◎ケイアイアストン

オーストラリアT (京都芝1200) 0.3差7着 1.07.8 = 32.9 ( -1.3 ) - 34.9 ( 1.3 )

前半3Fの通過32.9は、理想より1.3速いもので、2000年以降の京都芝1200m戦の最速の通過タイム。
差し〜追い込みが台頭する中、ゴール前まで粘って0.3差7着。
前走はイレ込み気味で出遅れただけに、滞在効果にも期待。
ヘッドライナーの回避により、先行争いも若干楽。
【馬連】A−D、@−A本線に、AからLCMGへ。



5月30日(日)

東京10R 東京優駿
東京芝2400m
予想勝ちタイム :2.24.0〜9 (良)
理想前半3F : 37.1 (36.0 〜 38.2)
理想上り3F : 34.4 (33.4 〜 35.5)
理想ラップ差 : 2.7 (0.4 〜 4.6)
レース前半4F通過基準タイム:47.0
レース前半5F通過基準タイム:60.2

*( )内は、推定85%区間
*(理想ラップ差) = (理想前半3F) - (理想上り3F)


03年の東京競馬場の馬場改修後で、良馬場で行われたダービーは、04、05、07、08年の4回。

[1]最速上りを使った馬 ⇒ 単勝候補
その各々の年で、上り最速だった馬の着順はA@@@着。
A着に敗れたのは4コーナー17番手だった04年のハーツクライで、その時の勝ち馬は同3番手から押し切ったキングカメハメハ。

[2]人気薄の先行馬 ⇒ 連穴・複穴候補
対象の4回全てで4コーナー3番手以内の馬が一頭は3着以内に入線。
そのうち、人気がなかったのは07年2着アサクサキングス(14人気)と08年スマイルジャック(12人気)。
共に皐月賞前に重賞を勝ち、皐月賞で4コーナーで絶好位3番手から失速して掲示板外に敗れていた。
また、07年、08年のダービーはレース前半5F通過が60秒台の遅い通過タイムだった。

◎はダノンシャンティ
メンバー中断然の上りで他を圧倒した毎日杯→NHKマイルCが圧巻の一言。
NHKマイルCは先行馬総崩れのレースだったが、同時にイン有利の競馬だったのも確かで、それでいて大外を伸びて快勝した。
強烈な末脚は当世代でも群を抜いており、過去のダービーからも最速上りを使った馬がダービー馬に近づける点が◎にした最大の理由。(上の[1])
日本レコードの反動や距離延長による折り合いなどが懸念材料だが、調整過程を見る限り本数や時計を出しているし、一戦毎の成長が著しい馬。
崩れるリスクは承知でも、見えない物には恐れず、単の魅力を買って◎。

穴ならアリゼオ
皐月賞は不利な大外枠だったが、逃げずに控える競馬。
前半3F-中盤4F-上り3Fのラップは、36.0(-0.9) - 49.4(1.0) - 35.7(0.4) (* 括弧内は理想ラップとの差)
前半3Fは理想より0.9速いラップ。
過去10年の皐月賞で連対し、走破タイムが2.00.0より遅かった馬(11頭)の前半3F最速のラップは36.1。
それを考えれば、勝ち馬から0.2差に粘った内容は評価できる。
更にスプリングSのラップは、35.8(-1.3) - 36.8(1.3) - 35.6(0.0)
前半3F35.8は、過去10年のスプリングSの連対馬20頭の中で最速のタイム。
ラップに裏打ちされた内容からも見直せる。
逃げ馬不在のメンバー構成も有利で、先行粘り込みに期待。

ヴィクトワールピサはラジオNIKKEI杯こそ◎に0.2先着して勝っているが、当時◎は2戦目でこの馬は4戦目のアドバンテージがあった。
レース最速上りを出したのが未勝利勝ち時のみ。
対戦比較で一歩リードも、他の有力馬より速い上りを使えない点がネック。

ペルーサは順番上4番手になっただけ。
青葉賞は33秒台の速い上りを使い、過去10年で最大着差の4馬身差。
当然上位争い。
【馬連】E−Q、F−Q本線に、QからHKMLへ



5月29日(土)

東京11R 欅ステークス
東京ダ1400m
予想勝ちタイム :1.22.0〜9 (良)
理想前半3F : 35.3 (34.5 〜 36.2)
理想上り3F : 35.6 (34.6 〜 36.5)
理想ラップ差 : -0.2 (-1.9 〜 1.5)
レース前半4F通過基準タイム: 46.6
レース前半5F通過基準タイム: 58.4

*( )内は、推定85%区間
*(理想ラップ差) = (理想前半3F) - (理想上り3F)


同距離の重賞・根岸S組に注目。
根岸S:1.23.7 = 12.4 - 11.5 - 11.7 - 11.8 - 11.8 - 12.0 - 12.5
前半3F通過35.6と4F通過47.4は、近10年の根岸Sで最も遅いラップタイム。(ただし、中山ダ1200で行われた2003年を除く)
◎グリフィンゲートは、中団より後ろの位置取り。
直線では見せ場十分も、ラスト1ハロンで失速して0.7差10着に終わった。
スローペースを見越しての早仕掛けが裏目に出ただけで、力負けではない。
この失敗を糧に今度は追い出しのタイミングを改善する。
2走前の準OP勝ち(中山ダ1200m)の前後半のラップが今回の理想ラップに一致。
この時の時計だけ走れば、能力は通用。
4歳馬。まだまだ見限るのは早計。
【馬連】C−K、C−M本線に、CからNHEDへ



5月22日(土)

東京11R メイステークス
東京芝1800m
予想勝ちタイム :1.45.0〜9
理想前半3F : 36.2 (35.4 〜 36.9)
理想上り3F : 34.0 (33.0 〜 34.9)
理想ラップ差 : +2.2 (0.8 〜 3.7)
レース前半4F通過基準タイム: 47.2
レース前半5F通過基準タイム: 59.1

*注
括弧内は、推定85%区間
(理想ラップ差) = (理想前半3F) - (理想上り3F)

 前走・新潟大賞典で0.8差6着の◎シャインモーメント。上位5頭が馬場の内3〜4頭を避けたのに対し、この馬はインを回っていた。馬場の悪い所を走ってのこの結果の可能性がある。今回この程度走れば勝ち負けできそうなメンバー構成だし、新潟大賞典のラップが今回の理想ラップに一致。
 2走前・中京記念は、小回りで忙しい競馬が合わず、それでも0.4差。冬場に連勝した東京コースに替わり、イン有利の馬場にならなければチャンス十分。
【馬連】B−N、J−N本線に、NからEMGIへ


新潟12R 飛翔特別
新潟芝1000m
予想勝ちタイム :55.5〜9
理想前半3F : 22.5 (22.2 〜 22.8)
理想上り3F : 33.2 (32.7 〜 33.6)
レース前半4F通過基準タイム: 43.6

*注
括弧内は、推定85%区間
(理想ラップ差) = (理想前半3F) - (理想上り3F)

 ◎テラノチェリーの前走・新潟芝1200mのレースラップは
11.9 - 10.3 - 10.9 - 11.0 - 12.0 - 12.9
前半2F通過:22.2
前半3F通過:33.1
3F〜5F目の3F:33.9

 2番手追走の◎は、ほぼこのラップに近い走りをしており、距離短縮する今回は予想勝ちタイムをクリア出来そうだ。しかも、このレースは前半から速いペースで流れたレース。◎の前半3F通過33.1は当時の理想ラップより1.2速いラップで、1・2着馬の差しに屈したのは仕方なく、寧ろ好評価できる。
【馬連】L−N、D−N本線に、NからJIG@へ



5月16日(日)

東京11R・ヴィクトリアマイル
予想勝ちタイム:1.32.0〜1.32.4
予想800m通過タイム:46.0〜46.9
理想前半3ハロン:35.0〜35.9
理想後半3ハロン:33.5〜34.4
内枠有利・先行やや有利

 先週のNHKマイルCでは日本レコードの1.31.4、昨日の京王杯SCでも1.19.8のレコードが出た。今年の春開催の東京芝コースは、高速決着が多くイン有利の競馬が多い。
 ヴィクトリアマイルも第1回の優勝馬ダンスインザムード(1番枠)を筆頭に内枠の馬活躍が目立つ。過去4回人気薄で連対した馬の馬番は4、3、2番で、人気は12、9、11人気。

 しかし、中心は◎ブエナビスタ。横山典騎手に乗り替わってから、前々で競馬が出来るようになった事で前の馬を捕まえ損ねる不安がなくなった。
 乗り替わった有馬記念では、皮肉にも好位付けした事が裏目に出てハイペースに巻き込まれた格好で2着に敗れたが、続く京都記念では一転スローペースの上り勝負に。後に天皇賞を勝つジャガーメイルに交わされかけたが、抜かさせない根性を見せた。ドバイシーマクラシックで世界レベルの相手に僅差の2着に健闘した。
 どんな相手や条件でもコンスタントに力を発揮した事からも、マイル戦へのペース対応も出来そうだ。

 相手は妙味も考えて、ベストロケーション。前走・阪神牝馬S時は休み明けで関西遠征、しかも順調さを欠いていたようで、ペースも速く内を回った馬や先行馬には厳しいレースだった。同じような位置にいたサンクスノートが内外反転の馬場とペースに恵まれて京王杯SCを勝ったように、この馬も状況が好転する。
 好位付けするブエナビスタにとって、レッドディザイアブロードストリートラドラーダといった同世代の鋭い決め手を使う馬が驚異であり、展開利があれば勝てないにせよ2・3着に残る可能性がある。京都牝馬Sでスローペースのマイル戦に対応した事も強調できる。
 馬券は馬連・ワイドと、1着ブエナ・2〜3着ベスロケの3連単。
【馬連】@−Jの1点

新潟11R・邁進特別
予想勝ちタイム:55.2
理想前半2ハロン:22.3
理想後半3ハロン:32.9
外枠有利

 1000万特別の直線芝1000m戦。
 予想勝ちタイム・理想ラップは上記の通りで、後半3Fの32.9をクリアするのが難しく、ここの見分けが重要となる。1200m戦なら、@前半3F33秒台、A3〜5F目の間に位置取りを上げている、B芝・ダートや最終着順は問わない
 ◎ジョウショウアローの5走前・秋元湖特別が@〜Bをクリア。この内容なら、直線競馬に対応できる。
【馬連】D−L、D−M本線に、D−Jを少々。



5月2日(日)

京都10R・天皇賞(春)
予想勝ちタイム:3.14.0〜3.15.9
予想1000m通過:61.0〜62.9
先行・差し互角

 古馬長距離路線の傑出馬不在の昨今の事情に加え、昨年有馬記念1・2着馬も不在。更にJC1〜3着馬、菊花賞馬の名も見当たらない今年の天皇賞・春。優勝ラインが下がる分、どの馬にもチャンスがありそうなメンバー構成である。
 ◎ナムラクレセントは、一昨年の菊花賞3着馬。父・ヤマニンセラフィムはサンデーサイレンスの直仔で、母父・サクラショウリは菊花賞馬サクラスターオーを輩出。長距離向きの血統背景に加え、追ってからの渋といレースぶりから、長距離適性が高いと思っていた馬。
 昨秋の中距離路線での一連の内容から、菊花賞当時よりポテンシャルが上がっているのは確か。
 前走は8着とは言え、休み明けで0.4差。狙い済ましたローテーションで一発を期待。
【馬連】F−K、B−F本線に、FからNOLMへ。



5月1日(土)

東京11R・青葉賞
予想勝ちタイム:2.26.0〜2.26.9
予想1000m通過:60.0〜61.9
理想前半3ハロン:35.9〜37.1
理想後半3ハロン:34.0〜35.3
先行・差し互角

 馬場改修後の03年以降で良馬場だったのは08年を除く6回。各ラップ・タイムの範囲内は、
勝ちタイム:2.24.1〜2.26.9
レース3F通過:34.9〜36.2
レース4F通過:47.4〜49.2
レース5F通過:59.7〜61.9
連対馬の前半3F:35.7〜37.4

 ◎コスモエンペラーの3走前は東京芝2400m戦での逃げ切りだったが、
3F通過:35.6
4F通過:47.7
5F通過:59.3
勝ちタイム:2.27.3
 前半5F目までにガツンと脚を使って大逃げの形。中盤にペースを緩めて、2着馬に3馬身差の圧勝だった。
 勝ち時計こそ青葉賞の傾向と比べて落ちるが、3F通過が過去の連対馬よりも速く、5F通過も青葉賞最速のものよりも速い。2月の時点でこの内容で勝っているのだから価値は高いし、もっとラップバランス良く逃げれば時計短縮も可能だ。
 近2走は、関西遠征の上に逃げる事が出来なかった。特に前走若葉Sは、同馬を含め4頭が競り合って前半が相当速くなった。ペルーサとは1.6差の大差をつけられたように見えるが、先行馬総崩れの中、直線であわやのシーンを作った。それに対し、前半から脚を使っていたヒルノダムールを徹底マークしたペルーサは、世代で唯一2000m2分の壁を破ったとは言え、展開が嵌った印象が拭えない。
 今回は末脚自慢の馬たちが人気の中心。権利を意識して互いが牽制し合う展開になり、遅い勝ち時計の決着になれば、、昨年のエリザベス女王杯のような「事件」に発展する可能性もある。
【馬連】A−J、J−L本線に、JからIDHPへ。

東京8R・4歳上500万下
予想勝ちタイム:1.25.0〜1.25.4
理想前半3ハロン:35.2〜37.0
理想後半3ハロン:35.9〜37.7
先行・差し互角

 オーシャンハンターの前走は、休み明けで好時計決着の1.2差6着。テンで前に行けないレースぶりが目立つが、前走のラップが今回の理想ラップに一致。
 先行力重視の阪神ダ1400mから差しも決まり易い東京ダ1400mに替わるのはアドバンテージで、叩き2戦目&キャリアの浅い4歳馬の上積みに期待。
【馬連】D−G、D−O本線に、L@HJへ。

新潟5R・3歳未勝利
予想勝ちタイム:1.48.0〜1.48.4
理想前半3ハロン:34.9〜37.8
理想後半3ハロン:33.2〜36.0
先行・差し互角

 器用さ不足のレースぶりが続くグラドゥス。3走前に中盤で脚を使い不発。前々走、前走は終い一手のレースで勝ち負けに加われなかった。外回りへのコース替わりは魅力で、初勝利のチャンス到来。
【馬連】E−G、G−Hの2点



3月21(日)

阪神11R・阪神大賞典
予想勝ちタイム:3.07.0〜3.08.9
予想1000m通過:63.0〜64.9
理想前半3ハロン:36.5〜37.9
理想後半3ハロン:37.0〜38.9
先行・差し互角

 日本に民主党を中心とする政権が樹立しておよそ半年。マニフェストの実行力と「政治と金」問題から政権への信頼は揺るぎつつある一方で、野党第一党の自民党の支持率も回復しないという状況になっている。
 各社の世論調査では、「支持政党なし」や「みんなの党支持」が増えてるとか。既成政党ではない「新しい風」を国民は求めているのかもしれない。

 さて、阪神大賞典。順調さを買われてか、人気は牝馬のメイショウベルーガ。日経新春杯がいかにも鮮やかな印象だが、ウルトラハイペースに乗じて差し切った感が強く(逃げバテしたドリームフライトがダイヤモンドSで人気薄3着に好走)、しかも京都巧者。
 その他でも、アサクサキングスホクトスルタンあたりが人気。スターホースのいない古馬長距離戦線で、変わり映えのしない面々である。
 かつては年度代表馬クラスの馬が出走し、固い決着に収まることが多かった重賞だが、優勝ラインが低くなりそうな今年は「10年に1度の大波乱」の方に賭けてみたい。

 狙いは◎テンシノゴールド。7歳のこの馬が「新しい風」と言うには語弊があるかも知れないが、この馬自身の縦の比較では今が絶好調。
 前々走は休み明け、(0,1,2,11)の京都で0.8差6着。
 見所があったのが、前走の御堂筋S。そのラップは
12.8 - 11.7 - 12.5 - 12.7 - 12.8 - 12.4 - 12.9 - 12.1 - 11.7 - 11.7 - 11.4 - 12.8
 前半後方に控える競馬→中盤脚を使う→ラストもバテずに伸びての同タイム3着。特に、残り4ハロン目の11.7のところで外々を回りながら急激に脚を使っていたし、手応えが怪しくなりながらも渋とく喰らいついたレースぶりから距離延長は望むところ。
 血統的にもステイゴールド×サドラーズウェールズ。父は2400mのドバイシーマクラシックを引退レースで飾り、天皇賞・春2着馬。サドラーズウェールズは欧州の長距離血統で日本でも長距離馬を数多く輩出している。
 内枠に入り、内々を器用に回れる印象のある吉田稔騎手。後方から脚を溜める競馬に徹すれば、確実に追い込んでくるはずだ。
【馬連】C−L、C−E本線に、CからJKB@へ



3月20日(土)

阪神11R・若葉S
予想勝ちタイム:2.01.5〜2.02.4
予想1000m通過:61.0〜61.9
理想前半3ハロン:36.5〜37.9
理想後半3ハロン:35.3〜36.1
先行・差し互角

 ◎コスモエンペラーは、2走前に東京芝2400m・500万下で、3F通過35.6、5F通過59.3の離し逃げで勝利。この5F通過タイムは、昨年以降の東京芝2400m戦計27鞍で、ジャパンCの59.0に次いで2番目に速いもの。他の古馬オープンや準オープンのレースで逃げた馬よりも速いラップを刻んで逃げ切ったわけだ。
 前走は、積極性が見られず2番手に控える形で0.3差4着。過去2勝が逃げ切りで、ダービーを見据えて控える競馬を試みた感じだ。
 現時点で賞金900万の馬。ダービーの出走権すら獲れるか分からない状況。皐月賞トライアルだが、欲しいのはダービー出走権。すなわち、ここで勝って賞金加算したいところ。今度は積極策をしてくる公算が高く、単騎逃げなら期待大。
 人気集中しているヒルノダムールペルーサは、前半ゆっくり行っての末脚自慢の馬。33秒台の上がりを使っても届かないシーンもありそうだ。
【馬連】E−Iの1点



3月14日(日)

中山11R・中山牝馬S
予想勝ちタイム:1.47.0〜1.47.9
予想1000m通過:59.0〜59.9
理想前半3ハロン:35.5〜36.4
理想後半3ハロン:35.0〜35.9
先行やや有利、内枠やや有利

 昨年秋に行われた府中牝馬Sは、かなり速いペースで流れ4角で最後方だった3頭が上位3着までを独占するという珍しいレース。2番手からの競馬で17着に大敗したブラボーデイジーだったが、内枠・先行馬に有利に働いた愛知杯で逃げて穴を開けた。
 その愛知杯でやや脚を余した感のあるのが、3着メイショウベルーガと4着ヒカルアマランサス。その後、前者は日経新春杯、後者は京都牝馬Sを制した。

 ◎ニシノブルームーンは、休み明けだった府中牝馬Sで好位からの競馬で1.0差7着。愛知杯は外枠から外を回る形で、メイショウベルーガやヒカルアマランサスより後方の位置取りで0.4差5着。これが今回の理想ラップに一致。「大逃げ事件」があったGTでも、上がり33.9の脚をしっかり使っている。
 展開に恵まれないのも3度まで。休養前は準OP勝ち→牝馬GV2着があり、(3,0,0,1)の中山、しかも内枠なら反撃必死。
【馬連】B−F、B−K本線に、BからNJLDへ

中山10R・東風S
予想勝ちタイム:1.33.5〜1.33.9
予想800m通過:45.8〜46.8
理想前半3ハロン:35.0〜35.4
理想後半3ハロン:35.5〜35.9
先行やや有利、内枠有利

 昨日のアネモネSは、早めに抜け出したアニメイトバイオを内で脚を溜めていたギンザボナンザがきっちりと差し切り勝ち。先週の弥生賞のヴィクトワールピサも、その前日のオーシャンSのキンシャサノキセキも、インでしっかり脚を溜めて早め先頭の2着馬をきっちり交わしている。
 中山コースにおける「インで我慢→直線の捌き」の重要性を改めて痛感する結果となった。

 今年のニューイヤーS上位馬はその後の好走馬が目立つ。1着だったレッドスパーダは東京新聞杯、2着エーシンフォワードは阪急杯、3着トーセンクラウンは中山記念を制した。
 ◎リザーブカードは、そのニューイヤーSで中盤に外を回り脚使う形で末を欠いて、0.7差7着。外めの枠で先行力のないこの馬にとって仕方ないとは言え、中山で負ける時の典型例になってしまった。
 ニューイヤーSで4着だったマルタカエンペラーは、◎を目標に先に脚を使わせてから外から最後交わしたもので、同じようなオッズなら◎の方を買いたい。どちらも内で脚を溜める形なら直線爆発できる。後は捌きだけ。
 この2頭に、ここ2戦はオバーペースだったマイネルファルケを加えた巴戦。逃げるマイネルを◎がゴール前でキッチリ捕まえる形が大本線。
【馬連】A−E、A−B、B−Eの3点

中山12R・4歳上1000万下
 ◎グレースエポナの前々走はオーバーペース、前走は中盤に脚を使った事が失速した原因。叩き3戦目で前進必死。
【馬連】B−E、E−J本線に、EからKGAFへ

阪神7R・4歳上500万下
 休み明けの前走ダ1400m戦で逃げて失速した◎レジャイール。勝ち鞍のある阪神コース、距離短縮はプラスだろう。先手を取れる事も十分可能な組み合わせだけに期待できる。
【馬連】E−I、E−N本線に、Eから@BFLへ

阪神6R・3歳500万下
 未勝利勝ちがダ1800mの◎バルデッツァだが、近2走が一本調子なレースぶりで最後失速。ダ1400への距離短縮で狙える。
【馬連】E−I、D−I本線に、IからJONMへ



3月13日(土)

中京11R・中京記念
予想勝ちタイム:1.58.5〜1.59.4
予想1000m通過:58.4〜59.4
理想前半3ハロン:35.5〜36.4
理想後半3ハロン:35.0〜35.9
先行やや有利、内枠やや有利

近10年で良馬場だったのは、8回。3着以内24頭の傾向は、

1)人気
1〜3番人気 (3,2,2)/8R 占有率33.3% 
4〜6番人気 (4,3,0)/8R 同29.2% 
7番人気以下 (1,3,6)/8R 同41.7% 
*()内は左から、1着頭数、2着頭数、3着頭数。/8Rはサンプル数。
 7番人気以下の2〜3着が目立ち、波乱傾向。

2)位置取り
2角位置 (3,1,3)/8R
4角位置 (6,4,4)/8R
*()内は、その位置における頭数。左から、1着頭数、2着頭数、3着頭数。/8Rはサンプル数。
 2角では6番手以降でも、中盤位置取りを回復し、4角までに好位まで上がれる捲くりタイプの活躍も目立つ。
 4角先頭だった馬は(2,1,1,4)であり、人気はOCGF人気。

3)枠
1〜4枠 (5,3,5)/8R
5〜8枠 (3,5,3)/8R
 若干内枠が多いが、内枠有利とまでは言い切れない数字。尚、近3年は1〜4枠が3着までを独占。

4)理想ラップ → 上記に

5)レース通過タイム
前3Fの平均 34.4程度
前5Fの平均 59.0

 1)〜3)のDATAから、◎モエレビクトリーの逃げ切りに期待。
 5走前に該当コースで500万を逃げ切っているが、その時の前半3Fが33.9、5Fが59.0と中京記念の平均と比べても遜色ない数字。短期間で急成長できる明け4歳馬。当時より成長した今なら、更なる上積みも期待できる。
 単騎ハナも切れそうなメンバー構成で、最初の3ハロンでガツンと行き切ってしまえば、中盤ペースを落とせるコース。
 ちなみに、不良馬場だった前走・中山記念の前半5F通過タイム60.9は、やや重だった前年の中山記念よりも速いペースで、差し〜追い込みが台頭したレース。度外視できる。

 有馬記念→AJCCと速い流れを踏ん張り、好内容のシャドウゲイトが相手本線。
 中盤が速かった飛鳥Sを勝ったドモナラズは、捲くれるこの舞台も合いそうだ。飛鳥SのGC着馬は、次走武庫川Sで@A着している。
【馬連】B−D、B−E本線に、Bから@AOHへ

中山11R・アネモネS
予想勝ちタイム:1.34.5〜1.35.4
予想800m通過:46.3〜47.3
予想1000m通過:58.4〜59.4
理想前半3ハロン:35.5〜36.4
理想後半3ハロン:35.0〜35.9
先行やや有利、内枠やや有利

 09年は不良馬場、08年はやや重。近10年で良馬場だったのは、00〜07年の8回。3着以内24頭の傾向は、

1)人気
1〜3番人気 (5,4,4)/8R 占有率54.2% 
4〜6番人気 (1,4,4)/8R 同37.5% 
7番人気以下 (2,0,0)/8R 同8.3% 
 24頭中22頭は6番人気以下で、7番人気以下の2頭は共に7番人気。人気サイドの決着が目に付く。

2)位置取り
 好走馬のうち、2コーナー付近の位置取りが5番手以内の頭数は、1着馬4頭、2着馬2頭、3着馬3頭で占有率37.5%。対し4コーナー付近で5番手以内だった頭数は、(7,3,6)/8Rで同66.7%。先行できる馬か、2コーナーから位置取りを上げて4コーナーまでに位置取りを回復できる馬が狙い目。
 尚、逃げ馬は(1,0,0,7)で、06年1番人気のアサヒライジング。

3)理想ラップ
 バラつきはあるものの、前半36秒前後→後半35秒台が理想的。

 ◎トーセンフリージアの近2走が理想ラップに一致。
 フェアリーS、クイーンC共に前半から速い流れで推移したため、前半は後方の位置取りになったが、中盤脚を使い2角→4角→着順と順位を上げている点を評価。速い上がりを要求される東京コースよりも、持続力を問われるコースが合う。幾分落ちるメンバー構成なら、チャンスは十分。
【馬連】F−K、J−K本線に、KからAD@Lへ



3月6日(土)

中山11R・オーシャンS
予想勝ちタイム:1.08.0〜1.08.4
理想前半3ハロン:33.5〜33.9
理想後半3ハロン:34.0〜34.9
先行有利、中枠割引

 午前11時30分の時点で芝はやや重。馬場状態はいかなるか。

 オープン特別時代も含めた過去10年で、良馬場だったのは6回、やや重3回、重1回。好走馬の傾向を書くと、
@人気 → 波乱傾向
 近10年で7番人気以下の優勝馬は4頭、2着は4頭、3着は4頭。
7番人気以下の占有率は40%で波乱傾向。

A脚質 → 良馬場なら逃げ・先行天国、渋れば差し台頭も
 先行有利な中山芝1200m。良馬場で連対した12頭全てが4角5番手以内の逃げ〜先行勢で、前半3F33.5〜33.9の付近に集中。特に逃げ馬の成績はABAB@B着で、それぞれKJA@@A人気だった。
 対し、やや重以下の8頭の連対馬の4角位置取りはFBJAHNAA番手。差し〜追い込みも決まっており、逃げ馬の連対なし。

B枠順 → 中枠は割引
1枠 17頭(1,2,0,14)
2枠 18頭(2,2,2,12)
3枠 20頭(1,1,2,16)
4枠 20頭(1,0,1,18)
5枠 20頭(0,1,1,18)
6枠 20頭(0,3,1,16)
7枠 20頭(2,1,2,15)
8枠 20頭(3,0,1,16)
* 左から、頭数(1着,2着,3着,着外)
 スンナリした競馬がしやすい外枠と距離ロスがな内枠に好走馬が集中しており、3〜6枠の中枠は多少割引。ド真ん中の4〜5枠は特に不振。

 ◎セブンシークィーンの前走・京阪杯は、レース前半3F通過タイムが33.1、同馬の3F通過は33.2。単騎逃げも叶わず、古馬短距離重賞のハイラップに巻き込まれての1.8差17着。
 同レースは、結果的にも差し〜追い込み決着となり、好位からの競馬で失速し人気を裏切ったのがアルティマトゥーレ。そのアルティマトゥーレが、続くシルクロードSで2番手からの競馬で圧勝しているのも記憶に新しい。(シルクロードSが超スローだったのも確かだが)
 ちなみに、京都芝1200m戦は前半3Fの区間に±4mのアップダウンがあるため、前半3Fのラップが出にくい。2000年以降の京都芝1200m戦およそ300鞍の最速通過タイムが33.0。それを考えれば、◎の33.2がいかに速い通過タイムだったかが分かる。
 遠征経験の乏しい馬で、直線急坂のある中山コースに替わるのはいかにも不安要素だが、差しが決まり易いコースから先行有利のコースに替わる事に期待したい。
 重賞実績の全くない馬だが、3歳の10月に1分7秒台で1600万を勝ったほどの明け4歳馬。
 実は、週半ばまではかなり期待していた◎だが、枠順も悪く、良馬場も見込めそうになくなった。不良馬場になった事で、前を意識しすぎた先行馬が速いペースでやり合い、人気薄の差し追い込み決着になったのが先週の中山記念。その意識が各ジョッキーの中に残り、逆に先行馬へのマークが甘くなるようなら、逃げ切りのシーン十分。
【馬連】C−F、F−L本線に、FからOIHBへ

阪神11R・チューリップ賞
予想勝ちタイム:1.35.0〜1.35.9
理想前半3ハロン:36.0〜36.9
理想後半3ハロン:34.5〜35.4
先行内枠やや有利

 アパパネが勝った阪神JFの勝ちタイムは、2週後に行われたテイラーバートンの500万戦と0.1差。過去の阪神JFほどの時計価値はなく、ここでは疑ってみたい。
 ◎ナムラボルテージの新馬戦は、レース3F通過34.2、5F通過58.9の厳しい流れ。先行馬が崩れる中で、逃げ馬ガッチリマークの2番手から2着に残った内容なら、時計以上の価値がある。
 このレースで◎を差し勝ったゲシュタルトがつばき賞2着を経て、こぶし賞で今回人気のオウケンサクラと0.2差。その比較なら、◎もここで上位があってもおかしくはなく、新馬で速い流れを経験した事が一線級の馬と対戦する今回に生きてくる。
 馬場が渋るのも、速い上がりを使った事がないこの馬にはプラスになりそうだ。内枠を引き当て、ライバルは大外枠。内枠先行から前残りの展開なら面白い。
【馬連】@−B、@−F本線に、@からOICAへ



1月31日(日)

東京11R・根岸S
予想勝ちタイム:1.23.0〜1.23.9
予想800m通過:46.7〜47.7
予想1000m通過:58.5〜59.5
理想前半3ハロン:35.0〜35.9
理想後半3ハロン:36.0〜36.9
差し可能、内外互角

 馬場改修後の04年以降、良馬場で行われたのは04〜07年の計4回。勝ちタイムは1.23.0〜1.24.0、レース前半3F通過は34.2〜35.0の範囲内で安定。前後半のラップも35秒台→36秒台に集中(3着内12頭のうち11頭がこのラップ)。
 01年以降で(中山で行われた03年を除く)逃げて連対したのは、05年1着のメイショウボーラーと08年のタイセイアトムの2頭のみ。前者は前半35.0の楽逃げ、後者は同34.3ながらも不良馬場の逃げ残りだった。
逃げ・先行脚質のサマーウインドやケイアイテンジンが人気になっており、今年も例年通り速い流れになりそうで、人気面でも中団で流れに乗れる差しタイプが狙いとなる。
 ◎グロリアスノアは、前走エニフSを完勝。前半から厳しい流れになる古馬オープン1400mを克服したが、この前後半のラップが今回の理想ラップに一致。
 東京コース替わりもプラス材料で、4走前のユニコーンSでシルクメビウスの0.3差2着。休み明けになるが、短期間の成長に富む明け4歳馬で、間隔が開いた事による期待の方が大きい。
【馬連】F−G、G−K本線に、GからLBANMへ。

中京7R・3歳上500万下
予想勝ちタイム:59.0〜59.4
理想前半2ハロン:22.8〜23.8
理想後半3ハロン:35.4〜36.4
先行・内やや有利

 前走オーバーペースの上にハナを切れなかった◎セフティロングラン。転厩2戦目、距離短縮で狙い目十分。
【馬連】E−G、E−M本線に、EからALHCへ。

東京9R・クロッカスS
予想勝ちタイム:1.21.5〜1.21.9
予想800m通過:46.7〜47.7
予想1000m通過:58.5〜59.5
理想前半3ハロン:35.1〜36.7
理想後半3ハロン:33.2〜34.9
先行・内やや有利

 昨日の東京新聞杯の勝ちタイム1.32.1は01年以降の最速タイム。レース1000m通過58.2は同4番目、レース上がり33.9は同最速タイの記録である。
 これを日本語に訳すと、「前半のペースは普通だったが、上がりと勝ちタイムが速かった」となる。今年のメンバーレベルが特に高いとは思えず、単に速い馬場だったと言う事だろう。
 東京新聞杯の予想時に「例年の傾向から外差し有利」としたのを反省して、大方の見方通りの「開幕週らしい先行馬有利の馬場」と訂正したい。

 さて、クロッカスS。馬場の援軍があるのなら、逃げ馬・カホマックスで遠慮なく勝負させてもらう。
 前々走は控える競馬が裏目に出ての大敗。それを受けた前走は、前半600m通過が33.9、1000m通過が56.8、1200m通過が1.09.4、1400m通過が1.21.8のハイラップの逃げ。残り50m付近まで先頭で踏ん張って0.8差10着なら、理想ラップ通りに走った上位3頭よりも価値が高い。
 ちなみに、08年以降の中山芝1600m戦計145鞍の3着以内に好走した馬の前半3Fの最速タイムは34.1。その限度を超えたラップで逃げたこの馬のペースがいかに速かったかが分かる。
 ここは後手に回るセイウンジャガーズセレスロンディーあたりが人気。逃げないと持ち味がないチェリーソウマとの競りだが、それを抑えて単騎で逃げ、かつ前半3F35秒前後で行ければ、後はしがらみのない世界。淡々とラップを刻んで逃げ切れる。
 単勝6〜8倍程度なら、同型と競りや出遅れなどのリスクの方が少ない。「果報は寝て待て」とは言うが、「カホマックスは積極的に買い」だ。
【馬連】F−I、I−J本線に、IからHDECへ。



1月30日(土)

東京11R・東京新聞杯
予想勝ちタイム:1.32.5〜1.33.4
予想800m通過:46.5〜47.4
予想1000m通過:58.5〜59.4
理想前半3ハロン:35.0〜36.4
理想後半3ハロン:33.5〜34.4
差し可能、外枠やや有利

 09年は不良馬場。馬場改修後の04年以降、良馬場で行われたのは04〜08年の計5回。好走馬の前後半のラップは、前半36秒前後→上がり33秒台〜34秒台前半が大半で、東京マイル戦らしく前半スローの上がり勝負になりやすい。
 また、枠番別出目は、4→5、6→2、5→8、8→7、8→6であり、3番人気以内、4〜6番人気、7番人気以下の連対数は4、2、4頭。7番人気以下で連対した馬の枠番は5、5、7、8枠であり、いずれも中〜外を回り上がり33秒台で走った馬だ。開幕週ながら内を回って好走する馬が少なく、冬場のこの時期は内側が良くないのかもしれない。

 ◎チョウカイファイトは上がり勝負に強いタイプで、東京コースに好相性。4走前の1000万勝ち(今回と同じ吉田隼騎手)が理想ラップに一致。2走前の準OP勝ちは前半が遅い分理想ラップからズレるが、1ハロン長い1800m戦。前走は前半800m通過が46.3、1000m通過が58.4の厳しい流れ。得意とは言えない上がりのかかる競馬になったが、それでも0.6差に好走した。
 明け7歳馬ながら、ここに来ての好調が目立ち、直前の追い切りの栗東Bコースでラスト1ハロン11.1と伸びた。
【馬連】D−I、I−L本線に、IからBCAFHへ

東京8R・4歳上500万下
予想勝ちタイム:1.25.0〜1.25.4
予想800m通過:47.4〜48.4
理想前半3ハロン:35.2〜37.0
理想後半3ハロン:35.9〜37.7
先行・差し互角

 ◎ロトスカイブルーの前走は、レース1000m通過が62.5。時計が掛かる馬場である事を考慮すると、平均より1.5秒程度速い通過タイム。
このレースは、先行した同馬も含め、逃げ・先行馬が1・2・4着を占めたわけだが、1着だったフランコフォニーは先週1000万で連勝し、2着だったカーネリアンシチーも先週の500万で3着に2.2差をつけ1000万級の時計で2着に好走した。
 ハイペースを踏ん張った効果が大きく、この馬の場合は軽めのダートに替わり距離短縮。東京コースは、2戦してA@着で、狙い澄ました感がる。
【馬連】F−N、I−N本線に、NからKCDHJへ。

東京6R・3歳未勝利
予想勝ちタイム:2.29.0〜2.29.9
理想前半3ハロン:35.8〜39.7
理想後半3ハロン:33.8〜36.7
先行・差し互角

 ◎ネオサクセスで、当予想欄の連敗脱出。
 前走の勝ちタイムは、ホープフルSよりも0.1速く、スローだった京成杯よりも1.5速いタイムで、未勝利では破格のもの。
 同馬は中盤に脚を使う形になり最後は伸びを欠いたが、それでも0.2差。ゆっくり走れる東京の長丁場なら、早仕掛けになる事はなく勝ち負け必死。
【馬連】E−I、@−I本線に、I−K、I−Jをおさえる。



1月17日(日)

京都9R・紅梅S
予想勝ちタイム:1.22.0〜1.22.4
予想800m通過:46.2〜47.2
予想1000m通過:57.9〜58.9
理想前半3ハロン:34.6〜36.4
理想後半3ハロン:34.2〜35.9
先行やや有利、内有利

 桜花賞を見据えた一戦。ここから先の3歳重賞・オープン競走は日に日に重みを増してくるだろう。
 昨日の京都芝コースは、内が伸び、外がほとんど伸びていなかった。横一線のメンバー構成で、内を回れるか否かで明暗を分けそう。
 メイショウデイムを見直す。好走をした新馬・かえで賞・500万勝ちが今回の理想ラップに一致。
特にかえで賞はレコードの0.2差。阪神での2度の凡走から、適条件に替わって勝ち負けを期待。
【馬連】H−I、C−I本線に、IからJFBDEGへ

中山10R・サンライズS
予想勝ちタイム:1.08.0〜1.08.4
理想前半3ハロン:33.3〜34.4
理想後半3ハロン:34.8〜35.1
理想ラップ差(前半−後半):-0.6
先行やや有利、内やや有利

 レッドリップスの2走前・汐留特別の勝ちタイム1.07.5(33.2-34.3)は、翌週のローレルゲレイロが勝ったスプリンターズSの1.07.5(33.5-34.6)と同じ。これと同価値とまでは言わないが、単騎で逃げれればここでもあっさり勝つ能力を秘めている。
 ここは速い馬も揃いメジロチャンプとの競りだが、先手を取り理想前半3F内なら、押し切り濃厚。
【馬連】F−G、@−F本線に、FからCEADHへ

中山5R・3歳未勝利
予想勝ちタイム:2.02.0〜2.02.9
予想800m通過:48.2〜49.2
予想1000m通過:60.9〜61.9
理想前半3ハロン:36.0〜38.4
理想後半3ハロン:34.5〜36.5
先行やや有利、内枠やや有利

 全馬が前走5着以内というハイレベル未勝利戦。
 ジェットヴォイスの前走は、前半1000mが60.3のハイラップ逃げを打って0.2差5着。この通過タイムは、この冬の中山連続開催(昨年5回中山・今年の1回中山)の芝2000m戦計15鞍で2番目に速いもの。
 1番速かったのが、頌春賞(古馬1000万)のモエレビクトリーの59.6。モエレビクトリーはこのレースを逃げ切り勝ちし、昨日連闘で準オープンも逃げ切った馬。
 中山金杯やホープフルSよりも速い逃げを打ったこの馬の内容は高い。
 しかも前走は休み明けで24キロ増。成長分と太めの割合は分からないが、叩き2戦目で更に上昇してくるだろう。
【馬連】B−H、B−J本線に、BからOKMDEFへ



1月16日(土)

中山11R・ニューイヤーS
予想勝ちタイム:1.33.5〜1.33.9
予想800m通過:45.8〜46.8
予想1000m通過:57.7〜58.7
理想前半3ハロン:34.8〜36.0
理想後半3ハロン:34.5〜35.9
先行やや有利、内枠有利

 ◎マイネルフォーグのオープン連対歴は5回。(重賞も含む)
06 京王杯2歳S(東京芝1400m)・2着 上がり35.3
07 ニュージーランドT(中山芝1600)・2着 〃 34.9
07 ファイナルS(阪神芝1600)・2着 〃 35.3 
08 谷川岳S(新潟芝1400m)・1着 〃 34.1 
08 NSTオープン(新潟芝1400m)・1着 〃 35.3

 本質的に上がりが掛かるレースで浮上タイプ。4走前は11ヶ月の休み明け、近3走は阪神・東京マイルの上がりの速い競馬。そんな苦手な舞台でも、それぞれ1.0差以内には来ている。
 特に、行き脚がついて残り1ハロンまで頑張っていた前走に復調気配を感じるし、中山コースに替われば前進は必死。
 追い切りも、栗東Pコース・馬なりで50.4-11.2の好タイム。外枠割引も狙う価値はある。
【馬連】F−M、G−M本線に、Mから@KEHへ。

中山6R・3歳500万下
予想勝ちタイム:1.09.0〜1.09.4
理想前半3ハロン:33.5〜35.0
理想後半3ハロン:34.2〜35.8
ラップ差(前半−後半):-0.7
先行やや有利

 理想ラップは34秒前半→35秒前後で、このラップは福島芝1200m戦に類似している。昨年5回中山に行われたこの世代の芝1200mの特別戦は2鞍あり、共に福島好走組が穴を開けている。
クリスマスRS(OP)7番人気1着・エスカーダ (前走福島2歳Sで凡走したが、福島で未勝利勝ち)
黒松賞(500万下)6番人気1着・レト (前走福島未勝利勝ち)
黒松賞(500万下)8番人気2着・セントアンズ (前走福島未勝利勝ち)

 福島で未勝利を勝った◎ジンリッキー。前走は内枠有利の競馬で、重馬場も堪えた感も。中間坂路で、4F50.6。この馬のベストタイムを大幅に詰める破格の時計で、穴馬の資質有り。
【馬連】@−B、A−B本線に、BからJIFEへ。           



1月11日(月)

中山11R・フェアリーS
予想勝ちタイム:1.34.5〜1.34.9
予想800m通過:46.3〜47.3
予想1000m通過:58.4〜59.4
理想前半3ハロン:34.7〜36.8
理想後半3ハロン:34.4〜36.5
先行やや有利、内枠有利

 前走控える競馬が裏目に出たカホマックスがハナを主張し、短距離で逃げたセントアンズが絡む。マイル〜中距離型のスピード馬・テイラーバートンが好位の外に控える展開。
 オープンの菜の花S時代も含め、勝ちタイムが1分34秒台まで速くなった事がない同レースだが、土曜の古馬500万が1.34.7。展開込みでこの程度が水準になると見て、上記の予想タイムに。前後半の理想ラップは、35秒台→35秒台の平均型。

 ◎コスモレニの前走・サフラン賞は、レコードの0.4差6着。そのレースを勝ったアニメイトバイオが、その後京王杯2着→阪神JF2着と好走しているように同レースの時計的価値は高い。
 しかも、同レースで先着を許した5頭の上がりは33.9〜34.2の範囲内。この馬の上がりは35.0であり、ゴール前までに見せ場十分で「切れ負け」した結果である。この「切れ負け」こそが中山での穴馬券に繋がる。
 3走前・新馬勝ちタイム1.22.7は、今年6鞍あった新潟芝1400m新馬戦のベストタイム。しかも、理想ラップに一致する。2走前は、最初から行きっぷりが悪く、直線内で狭くなる厳しい競馬に怯んだ様子で、恐らく力を出し切った結果ではない。
 間隔は開いたが、坂路・ウッドでの調教タイムも詰めている。枠順良くイン3〜4番手の競馬が見込める有利さもあり、期待感の高い穴馬。

 テイラーバートンが相手本線。全3走が理想ラップに一致し、中山向きの先行力と渋とさがある。
 2走前は後のラジオNIKKEI杯2着馬に標的にされての好タイム0.4差2着、前走の勝ちタイムも阪神JFと0.1差の好タイム。不利な外枠も、先行すれば差しタイプほど距離ロスなく乗れる。初の関東遠征で長距離輸送がカギになる。
 コスモネモシンがもう一頭の穴馬。3走前の未勝利が理想ラップに一致し、この時の走破タイム1.47.7は東スポ杯の勝ちタイム1.48.2より0.5速い。この比較にはペースの相違がある訳だが、ハイペースで好走した経験が大きく、上のクラスに上がっても対応できるはずだ。事実、この未勝利の勝ち馬オルレアンノオトメは小回りの中京2歳Sで人気薄で2着に好走した。
【馬連】B−O、B−H本線に、BからGACLDへ。



1月9日(土)

京都9R・福寿草特別
予想勝ちタイム:2.01.5〜2.02.4
理想前半3ハロン:36.0〜38.0
理想後半3ハロン:34.2〜36.2
先行・差し互角

 アドマイヤテンバ・レーヴドリアンを破り、新馬戦を好タイムで勝ったドレスアフェアー
 前走・ホープフルSは、出負け→道中外々を捲くる→直線伸び切れず0.8差7着。走破タイムこそ2.03.0だが、前半3Fの39.4を引いた後半7ハロンは1.23.6。中山金杯を内々を回って勝ったアクシオンの後半7ハロンが1.23.0である事を考えれば、この馬の後半7ハロンの記録は優秀。
 特に、残り2Fのところまでかなり脚を使っていたために直線で伸び切れず、”力負け”の評価を受けそうだ。最近は滅法控える競馬が目立つ武騎手で再度追い込み不発の可能性もあるが、差しが決まりやすい広い京都コースに変わるのがミソで、前回の失敗を活かした騎乗をしてくる。
 前走より相手関係有利、輸送の少ない関西圏での競馬もプラス材料で見直し。
 ただし、人気が集中する武騎手騎乗で、馬券妙味は薄い。単オッズ6〜8倍程度なら。
【馬連】B−C、C−G本線に、CからDKJへ。

京都10R・許波多特別
予想勝ちタイム:2.14.0〜2.14.9
理想前半3ハロン:36.3〜38.3
理想後半3ハロン:33.9〜35.9
先行・差し互角

 エターナルクラウンの3走前・佐度特別0.1差2着が理想ラップに一致。
 前走・天竜川特別の走破タイム(前半3F-中盤6.5F-後半3F)は、2.34.0(38.4-79.6-36.0)。このレースの理想ラップは37.7-80.9-34.8であり、出遅れて中盤に脚を使ったことが響き、末を欠いての0.8差11着。
 2走前は休み明けで出負けして1.4差8着。小回りよりは広いコース向きで、使われつつ上昇するタイプでもあり、叩き3戦目の今回が狙い頃。出遅れなければチャンス大。
【馬連】I−K、A−K本線に、KからBMLJEへ。

京都11R・新春S
予想勝ちタイム:1.21.5〜1.21.9
理想前半3ハロン:35.3〜36.3
理想後半3ハロン:34.3〜35.3
先行・差し互角

 ランチボックス中心。5〜2走前で0.1差の競馬が続いている事からも能力上位は明らか。
 前走はスピード重視の中山芝1200m戦で0.4差4着なら、むしろ評価できる内容。京都芝(0,0,2,6)だが、最近BB着と好走しているように全く問題ない。むしろ、中山や札幌よりは差しが決まりやすい京都コース、しかも距離延長はプラス材料。
【馬連】F−H、F−K本線に、FからIENJAへ。



1月5日(火)

 新年、明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。

 今年から の評価の付け方を若干変えます。
 昨年はがほとんどでしたが、今年はもう少しメリハリをつけて評価したいと思います。昨年のが今年の、昨年のが今年のといった具合に、も多く付けたいと思います。
 尚、評価の基準は、「的中期待確率」と「配当妙味」を掛け合わせた「期待感」です。「的中期待確率」が高いほど、「配当妙味」が高いほど高評価になります。「的中期待確率」が高くても、「配当妙味」がなければ、せいぜい止まりにします。必ずしも、「当たると思っているから、高評価」とはしていませんので、参考までに^^


評価の意味合い 目標回収率
大きく勝負してみたいレース 150%以上
勝負してみたいレース 120%以上
是非、買いたいレース 100%以上
予想した手前、少しだけ買う程度 80%以上
馬券は買わないが注目したいレース -

 今年は出来るだけ多くの予想をしたいと考えてます。その分お気楽予想も増え、予想根拠も簡素かするかもしれませんが、宜しくお願いします。


京都11R・京都金杯
予想勝ちタイム:1.33.0〜1.33.4
予想800m通過:46.0〜46.9
予想1000m通過:58.0〜58.9
理想前半3ハロン:35.0〜36.4
理想後半3ハロン:33.5〜34.4
先行・差し互角

 JRAの競馬場で芝マイル戦が設置されているのは、東京・中山・京都・阪神・新潟の5場。これを上がりの速い競馬になりやすい順に並べると、
  新潟 > 東京・阪神 > 京都 > 中山
 新潟や東京、阪神が極端に上がりの速い競馬が多く、中山は前後半がほぼイーブン。京都はそれらの中間、といった認識をしている。

 前走・鳴尾記念は好位から失速して0.8差12着に敗れたライブコンサート。速い上がりを要求されるレースは苦手で、上がり34秒が限界の馬。度外視できる。
 前々走・マイルCSは、不利な外枠が響いた感じで0.5差9着、3走前は休み明けで直線で窮屈になるシーンもあり、4走前は極端に上がりの速い関屋記念、とそれぞれに酌量の余地がある。であるならば、前半速く流れ上がりが掛かっていた昨年春の都大路S1着→安田記念5着を見直すべき。
 マイネルファルケを筆頭に先行馬も揃っており、例年並みのペースで流れてくれれば期待大。
【馬連】F−K、F−M本線に、FからDBAHOへ。



中山9R・ジュニアC
予想勝ちタイム:1.34.5〜1.34.9
予想800m通過:46.3〜47.3
予想1000m通過:58.4〜59.4
理想前半3ハロン:35.7(34.7〜36.8)
理想後半3ハロン:35.5(34.4〜36.5)
先行やや有利・内枠有利

 バトルシュリイマンの逃げ切りに期待。前走の600m通過34.2は明らかなオーバーペースで、その時点で残り目はなかった。前半どれだけゆっくり行けるかがカギで、600m通過35.0前後の単騎逃げなら逃げ切り濃厚。
【馬連】A−D、@−A本線に、AからHOGJCへ。